フローレンス・ピューがめちゃくちゃよかった!【87分の1の人生】のネタバレなし観想

感想

☆無料で視聴できる面白い映画を探している人に向けた記事

画像引用:Amazon.co.jp

前置き

 2024年5月現在「87分の1の人生」がPrime videoで配信されています。

 プライム会員の人ならば無料で視聴できますので、視聴するか迷っている人や次に観る映画を探している人はこの記事を参考にしてください。

作品概要

 87分の1の人生(原題:A Good Person)は2023年の作品です。

 フローレンス・ピュー演じるアリソンと、モーガン・フリーマン演じるダニエルの交流がメインの物語です。

 このアリソンとダニエルは、事故の加害者と被害者の家族という関係で、お互いに簡単ではない問題と葛藤を抱えて生きています。

 上映時間は2時間8分です。

感想

よかったところ

俳優:フローレンス・ピュー

 アリソンの境遇を考えるとめちゃくちゃ不謹慎ですが、彼女の病んでて、化粧っ気があまりなく、ダルそうな感じがイケメンでカッコかわいい感じがめちゃくちゃ好みでした。表情の作り方とか声の感じも大好きなタイプですね!

 そして、このフローレンス・ピューは本作の主役の1人であるアリソン役にどハマリしていると感じました。
 作中でアリソンは、さまざまな悩みを持ち葛藤し続けています。フローレンス・ピューが演じるアリソンは、その声質や顔・体格などすべてが作中でのイメージに完璧にマッチしているように感じました。
 おかげで序盤から作品に気持ちが入り込んでいくのを感じました。

演出と演技の素晴らしさ

 アリソンとダニエルは、とても解決が難しい問題をお互いに抱えています。
 2人は問題を解決するため行動し努力しますが、その問題はとても難解です。解決できず悩み苦しむ2人は、なにかに依存したり問題を他者のせいにしてしまいます。そしてそのことを悔やみ自分を責めてしまいます。
 自分で簡単にコントロールできない問題から逃げるために現実逃避したり他者に責任を押し付ける感覚、なにかに依存していてそれがダメなことだと分かっていてもやめられない、そんな自分に嫌悪する気持ち、ものすごく共感しました。

 この共感は、アリソン役のフローレンス・ピューと、ダニエル役のモーガン・フリーマンの自然な演技や分かりやすい演出のおかげだと思います。

秀逸なタイトル

 前述のとおり、本作は邦題が「87分の1の人生」ですが、原題「A Good Person」で、原題の直訳ではありません。原題をそのまま訳すと”良い人”です(どこか漫画かドラマかで聞いたことあるようなタイトルですね)。
 邦題の「87分の1」は作中で登場する鉄道模型の縮尺のことです。
 観終わったあとであらためてこのタイトルを考えると、原題「A Good Person(良い人)」はめちゃくちゃ皮肉で付けられていて、「87分の1の人生」は内容とテーマをうまく表現した、いいタイトルだということが分かりました。

イマイチだと思ったところ

万人ウケするとは思えないストーリー

 全体的に重く暗い空気感で、完璧な救いがないストーリーです。作品のテーマを考えればこうなってしまうのはわかるが、このストーリーはすべての人に対して面白いと感じさせるのは難しいと思います。
 私個人としてはこのようなテーマや考えさせられるストーリーは好みなので、たくさんの人に観て欲しいと思いますが、オススメする人はちゃんと選ぶ必要があると感じています。

まとめ

 私が感じた本作一番の良かったポイントは、フローレンス・ピューの(声と見た目含む)演技の素晴らしさです!彼女が出演するほかの映画にもすごく興味がわきました。
 総合的には素晴らしい作品だと思いますので、興味が出た人はぜひ視聴してみてください。

こうよう
こうよう

フローレンス・ピューのファンになりました!

こんな人にオススメ

・フォローレンス・ピューのファン

・鬱展開上等、むしろ好き

・人間の内面のリアルさを感じたい

・考えさせられる作品が観たい

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