モハメド・アリの半生を描いた映画【ALI アリ】ネタバレなし感想

外国映画

☆面白い映画を探している人に向けた記事

 プロボクサー、モハメド・アリの半生を描いた映画「ALI アリ」を視聴しました。
 視聴するか迷っている人や、次に観る映画を探している人はこの記事を参考にしてください。

作品概要

 ALI アリは2001年の映画です。プロボクサーモハメド・アリウィル・スミスが演じ、その半生を描いています。
 物語は22歳のモハメド・アリがボクシング世界ヘビー級チャンピオンになるところから始まります。ボクサーとしてのモハメド・アリだけではなく、彼のボクシング以外の部分も多く描かれた作品です。

 上映時間は2時間36分です。

感想

モハメド・アリってこんな人だったんだね…

 私(こうよう)はモハメド・アリについて、
・アメリカのボクシングヘビー級王者
・フットワークを駆使したファイトスタイル(蝶のように舞い、蜂のように刺すというフレーズ)
・イスラム教に改宗し、カシアス・クレイからモハメド・アリにリングネームを変更した
このくらいの知識で視聴しました。

 想像通りの部分もありましたが、予想外な部分のほうが多く、驚きがありました。イメージよりもかなり熱く激しい性格をしていたのでびっくりです。

 モハメド・アリという人物を知ることができたことが、本作を視聴の一番の収穫です。知らないことを知ることは気持ちがいいです。

 本作は、ボクシングに直接関係がないような描写も多く、序盤はあまりよく分からないことばかりで面白味を感じませんでした。
 しかしそれらはモハメド・アリを語るうえでは欠かせないものです。
 終盤まで観て、やっとその意味が分かりましたね。

全部難しい…

 私(こうよう)にはちょっと難解でした。

 アリが活躍した時代は、まだ黒人差別が色濃く残るアメリカです。正直この辺のことについて、知識では分かっているのですが、この時代の人たちの心情は複雑です。

 そして宗教の問題です。
 日本に暮らしているとどうしても宗教観というものが希薄になるというか、それ自体にそれほど大きな問題があると感じないのですが、作中では宗教が大きな要素の一つとして描かれています。
 そういったこともあり、アリのその時々の感情の意味や考えがよく分からない部分が多くありました。

 また、ボクシングの試合以外の、さまざまなエピソードが次々と描かれていくのですが、その意味、そのときアリがどう感じたのか、何を考えているのか、その出来事がアリにどういう変化をもたらしたのか、そういったことがとにかく分かりづらかったですね。
 作中でアリが本音を語るようなシーンはなく、結局はアリの行動とその結果でそれを察しなければいけないような感じで、とても難しかったです。

まとめとオススメ度

 アマプラの見放題終了間際だったので、軽い気持ちで視聴したのですが、正直序盤のほうは楽しみ方が分からないというか何に面白みを感じていいか分かりませんでした。

 私(こうよう)はボクサーのモハメド・アリ個人への興味で、本作を視聴したので、私が見たかったものや知りたかったことが、制作側とズレているように感じました。

 それでも終盤からの展開は熱く、アリというボクサーの凄さや偉大さは感じられたので、難解ではありましたが、それなりに楽しめました。

こうよう
こうよう

正直、日本人向けじゃないのかもね…(偏見かもしれませんが)

パン
パン

アリ!ボンバイエ!

 「ALI アリ」のオススメ度は★2.0です!(満点が★5.0です)
 モハメド・アリだけでなく、物語の舞台である1960年代頃のアメリカの文化や宗教観にも興味がある人のほうが楽しめると思います。

こんな人にオススメ

・モハメド・アリに興味がある

・1960年頃のアメリカの文化に興味がある

・ボクシングの歴史に興味がある

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