大阪サイバーパンク【ブラック・レイン】ネタバレなし感想

外国映画

☆面白い映画を探している人に向けた記事

 「ブラック・レイン」を視聴しました。
視聴するか迷っている人や、次に観る映画を探している人はこの記事を参考にしてください。

作品概要

 ブラック・レインは1989年の映画です。
アメリカ制作の映画ですが、ほとんどのシーンが日本を舞台にしています。
そのため、豪華な日本人俳優が出演している作品でもあります。

上映時間は2時間です。

見どころと感想

 本作の見どころは、豪華俳優陣、文化のギャップ(対比)、それに1989年のとは思えない映像が魅力だと感じました。

日米の文化ギャップ

 ニューヨーク市警の刑事が大阪に赴くという設定で、アメリカと日本の文化的な違いが物語に大きく影響しています。
特に、法律の違いや刑事の捜査方法の対比が興味深く描かれていて、日本の警察組織が見せる礼儀と秩序、アメリカ人刑事の大胆な捜査手法のギャップが特徴ですね。

 ニューヨーク市警の二人、ニックとチャーリーのことは(序盤は特に)全然理解できませんでした。
アメリカの刑事と日本の刑事の違いの特徴を強調したようなタイプの二人は、日本の刑事たちのイラつきに完全同意でしたね。

日本人俳優の存在感

 高倉健が演じる松本警部は、真面目で責任感が強い人物であり、物語の重厚感を高めています。
松本は、終始ニューヨーク市警の二人に振り回されていて、それでも文句も言わず、問題が起きても言い訳もしない超まじめな人物です。
そんな彼を演じる高倉健の演技は素晴らしく、アメリカの俳優との対比が映画を引き締めていると感じました。

 松田優作はヤクザの佐藤を演じ、狂気とカリスマを併せ持つ強烈なキャラクターを表現して強烈なインパクトを残しています。
彼の演技は非常にリアルで、特に、目の表情や仕草で見せる狂気は観る者を圧倒し、心に強く訴える力がありました。
佐藤は登場時からオーラを放っていて、さすが松田優作といった印象でしたね!

CGを使っていないリアルな映像

 銃撃戦やバイクチェイスなど、アクションシーンも豊富で緊張感が絶えません。
CGを使っていないリアルなアクションは逆に新鮮に見えました!

 街の雰囲気や市場での食事のシーンなど、どっかで見たことあるんだよな…って思っていたら本作の監督であるリドリー・スコットの「ブレードランナー」っぽいんですよね。
本作でも、夜のネオン街や工場地帯などはサイバーパンク的な美しさと魅力がありましたね。

 そしてタイトルのブラック・レインでもあるように雨のシーンも頻繁に登場し、物語の雰囲気に合った哀愁を感じました。

あとがき的なものとオススメ度

 見どころとして紹介した、豪華俳優・日本文化の表現・映像美が混ざり合って、とても雰囲気が良い映画でした。
カメラワークやライティングのせいなのか、映像に古臭さがなくて当時風に撮った最近の映画と言われても納得するようなレベルだと思いましたね!

こうよう
こうよう

高倉健が渋くてかっこよかった!。

パン
パン

ニックと松本の対比が良かったよね!

 ブラック・レイン」のオススメ度は★3.0です!(満点が★5.0です)
 日本とアメリカの違いが描かれ、良くも悪くもどちらもかなりステレオタイプな表現なので、雰囲気が合うか合わないかで評価が二分するタイプの映画です。
 シナリオより雰囲気や役者の演技を楽しめるタイプの人のほうが面白く感じると思います。

こんな人にオススメ

・雰囲気がいい映画を見たい

・俳優の演技が良い映画を見たい

・アクション映画が好き

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