いい意味でひどい映画【デッドプール2】ネタバレなし感想

外国映画

☆面白い映画を探している人に向けた記事

「デッドプール2」を視聴しました。
 視聴するか迷っている人や、次に観る映画を探している人はこの記事を参考にしてください。
※本作はR15指定の作品となっています。家族で視聴する場合は注意してください。

 前作「デッドプール」の感想も書いています!

作品概要

 デッドプール2はマーベルコミックを原作とした作品で2018年に公開されたアンチヒーロー映画です。
 本作は2016年に公開されたデッドプールの続編となっています。
そのため作品をより楽しむためには前作の視聴は必須です。
 前作同様、下品で欲望に忠実なヒーローデッドプールがその特殊能力を活かし活躍する、ブラックユーモアたっぷりのアクションコメディとなっています。

 上映時間は2時間2分です。

感想

魅力的なキャラクター

 主人公のデッドプールはもちろんのこと、新キャラも自身の能力を活かして活躍し、全員にそれぞれカッコイイ見せ場(?)がありました。
すぐに退場してしまうキャラクターもいて、中には見せ場といってはいけないような場面もありましたが、ちゃんと爪痕というか、大きな衝撃は残しています。
 たくさんのキャラクター(ミュータント)が登場しますが、敵も味方もみんな個性豊かで魅力的でした。
「運がいい」という能力者のドミノのキャラクターは面白く、想像以上の個性と強さ、そしてスタイリッシュなアクションでかっこよさも見せてくれてお気に入りのキャラクターです。

らしさ全開のブラックユーモア

 今作も前作同様かそれ以上に、下品でブラックユーモアたっぷりのコメディが展開されます。
やはりデッドプール最大の特徴と面白さはこの下品さで、これがほかのヒーローとの差別化ポイントですよね。
もちろんそれ以外がダメということはなく、アクションもスタイリッシュでめちゃくちゃかっこいいのでそれがまたデッドプールの個性(下品さ)を際立たせています。

演出がくどい

 演出がちょっと、くどく感じる場面がありました。
個人的にはアクション中やその合間に適度に面白い演出やコメディがあるくらいのほうが好みなので、そこはマイナスポイントです。
またちょっとおふざけが過ぎると感じる場面も何か所かありました。
 このくどさと、おふざけが過ぎるところが、デッドプールの”らしさ”でもあるので、納得できないこともないですが…
ちょっと許容できるレベルを超えて、不快に感じる部分があったのも事実です。

映画ファンへのサービス

 他作品のパロディやメタフィクションもたくさんあってとても楽しめました。
パロディ演出は前作以上に多く、映画をたくさん見ている人にはクスリとする、サービス要素になっています。
私が分かったものでも結構たくさんあったので、映画に詳しい人ならば、もっとたくさん見つけられて楽しいと思いますよ。

まとめとオススメ度

 シナリオや演出に若干の不満はありましたが、全体的に見れば魅力的なキャラクターたちによって、不満よりも面白さが勝って、楽しむことができました。
 今作はデッドプールらしさは残しつつも、デッドプールをアンチヒーローからヒーローにしている映画だと思いました
このあたりは好みが分かれるところではありますので、一概に良い悪いとは言えず難しいところですよね。
私(こうよう)としては前作のアンチヒーローなデッドプールのほうが、唯一無二で、突き抜けている感じが好みでした。
(別に今作のデッドプールが嫌いというわけではありませんが…)
そのせいか、前半はなんだか「らしくないな」と感じる場面が多かった印象です。
まあ最後まで見終わったら、これもデッドプールか…くらいには納得できました。
 

こうよう
こうよう

本作もいい意味で”ひどい映画”でした!

パン
パン

デッドプールウルヴァリンの視聴が楽しみだね!

 本作のオススメ度は★2.5です!(満点が★5.0です)
 面白くないことはなかったのですがちょっとこれじゃない感があったのと、そもその万人ばんにんウケする作品じゃないので、ちょっとオススメしづらいです。デッドプール1が面白かった人やこれから次作「デッドプールウルヴァリン」を視聴予定の人は観てもよいかと思います。

こんな人にオススメ

デッドプールウルヴァリンを視聴予定

・アクションコメディ映画が好き

・気楽に映画を観たい

コメント

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