ゴジラシリーズへのリスペクトを感じる【ゴジラ-1.0】ネタバレなし感想

感想

☆面白い映画を探している人に向けた記事

画像引用:https://godzilla-movie2023.toho.co.jp/

前置き

 2024年5月現在、「ゴジラ-1.0まいなすわん」が大ヒット上映中で、Prime Videoでも見放題独占配信中です。

 視聴するか迷っている人や、次に観る映画を探している人はこの記事を参考にしてください。

作品概要

 ゴジラ-1.0まいなすわんは2023年11月公開の映画です。
 「戦後、日本。ゼロからマイナスへ。」というキャッチコピーととおり、戦後間もない日本が舞台で、ゴジラvs日本が描かれています。

 物語の主人公は神木隆之介演じる帰還兵の敷島浩一で(ゴジラが主役というのはナシで!)、ゴジラと因縁がある彼の成長もみどころのひとつとなっています。

 上映時間は2時間4分です。

感想

良かったところ

迫力ある映像

 本作の最大の魅力は、迫力のある映像です。すべてのゴジラシリーズにあてはまると思いますが、本作も例外ではなく、ゴジラの恐怖感とそれによる絶望感をその映像から感じ取ることができました。

王道シナリオ

 ひねりとかいらないんです。ゴジラがメインでそれでいいんです。
 わかりやすくフラストレーションをためて後半とラストに一気に開放する気持ちよさは格別です。
 物語終盤は激アツ展開の連続で、こんなんでいいんだよ!と心の中で叫んでいました。

イマイチだったところ

映像とセットのチープさ

 開始してすぐチープな映像が気になりました。町並みがいかにもセットという風に見えたり、ゴジラ以外の部分のCGのクオリティが低く感じました。アカデミー賞で視覚効果賞を受賞していることから演出でわざとそうしているのかもしれません。
 特徴的な映像だったので好き嫌いが分かれると思いますが、私には合わずちょっとイマイチに感じました。

役者の演技

 役者の演技が大げさで不自然に感じました。舞台演技を見ているような感じです。これも映像と同様で演出や監督の好みでわざとそうしているのかもしれませんが、私には合わず真面目なシーンでもちょっと笑っちゃうくらいでした。
 また、邦画あるあるかもしれませんが、セリフが聞き取り辛い部分もありました。

 しかし、この大げさな演技がいいほうに働いていると感じる部分もありました。この大げさな演技がかなりハマっている登場人物が何人かいたのです。その中でも佐々木蔵之介演じる「秋津淸治あきつせいじ」は、佐々木蔵之介お得意の顔芸と勢いのある演技がドハマりしていました
 また、その過剰と思えたその演技も、物語が進んで後半付近になればほとんど気にならなくなり(慣れただけかもしれませんが・・・)、ラスト付近の激アツ展開では逆にいい感じ!とまで思いました。

総評

 この映画を私的に一言で表すと「ゴジラはこれでよし!」です。

 迫力のある映像で感じる絶望感、まっすぐなシナリオと王道展開。こうなるのでは?こうなったらうれしいな!がお約束的な感じであらわれてきて、わかっていてもそのアツい展開に感動してしまいました。

 お約束、ひねりナシとか散々に言っているようですが、これ全部褒め言葉です。しかもそう言いつつも、ラストの展開には驚かされました。

 そして、最終的には終わりよければすべてヨシ!という気持ちになりました。

まとめとオススメ度

 私は自宅で観ましたが、映画館で観ると何倍も魅力的に感じる作品だと思います。映画館だと迫力ある映像とオマージュ的要素で流れる例のBGMが組み合わさってめちゃくちゃすごそうですよね!
 しかもイマイチポイントで述べた聞き取り辛いセリフも大音量なら緩和されるし、あの過剰な演技も逆に映えるバエるのでは?とも思います!

こうよう
こうよう

やっぱゴジラ観るなら映画館だよね!って思わされました。

 本作のオススメ度は★4.0です!(満点が★5です)
 イマイチだったところもそこそこありましたが、それ以上にいいところがあり、なんだかんだ言って本作は観る価値のある作品だと思います。

こんな人にオススメ

・ゴジラ好き

・王道シナリオ、アツい展開が好き

・迫力のある音と映像の映画が観たい

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