オンラインゲームで知らない誰かと協力した経験がある人なら、きっと共感できるはず。
ゲームの中では、普段は話せないことが言えたり、いつもと違う自分になれたりすることがある。
そんなオンラインの世界で、一人の青年が父親との距離を縮めようとします。
『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』は、ゲームを通じて親子の絆を深めていく心温まる物語です。
ゲームをあまり知らない人でも楽しめる作品であり、家族との関係について考えさせられる一作でもあります。
オススメ度について
このブログでは、映画や書籍のオススメ度を5段階で評価しています。
各評価の基準については、こちらでご確認いただけます。

作品概要

作品名 | 劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん |
監 督 | 野口照夫 |
主 演 | 吉田鋼太郎、坂口健太郎 |
公 開 | 2019年 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
上映時間 | 115分 |
仕事一筋だった父が、突然会社を辞めた。
母と妹も一日中ボーっとテレビを見ている父を、遠巻きに眺めている。
父の本音を知りたい、そんな願いに 突き動かされたアキオはある計画を閃く。
子供の頃、一緒に遊んだ思い出のあるゲーム「ファイナルファンタジー」のオンラインの世界に父を誘い、自分は正体を隠して共に冒険に出るのだ。
アキオは顔も本名も知らないゲーム仲間たちの協力のもと、計画を進めていく。
だが、この時のアキオは思いもしなかった。
父に、誰にも告げていない秘密があるとは──。
ABOUT THE MOVIE | 映画『劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』公式サイト より引用
作品から学べる教訓・人生観(感想)

①シンプルな物語
『光のお父さん』のストーリーはシンプルで、王道の家族ドラマとも言えます。
しかし、だからこそ「ゲームを通じたつながり」がすっと心に入ってくるのです。
私自身はゲームをあまりしないのですが、それでも「オンラインゲームっていいかも」と思えましたね。
それがこの作品の一番の狙いなのかもしれません。
オンラインゲームは難しそう、ハードルが高いと感じる人もいると思いますが、「こんな温かい世界もあるんだよ」と伝えてくれるのがこの映画の良さだと感じました。

②オンラインならではの良さ
普段は寡黙で無骨な父親が、ゲームの中ではフレンドの口調を真似したり、ちょっとお茶目な一面を見せたりする。
このギャップがとても面白かったですね。
オンラインゲームでは、匿名性やアバターの存在があるからこそ、普段とは違う自分を自然に出せます。
「こういう自分もありかも」と思える環境があるのは、リアルではなかなか難しいことかもしれません。
また、通常オンラインゲームでの会話のやりとりは、ゲームのチャットとして文字で表示されるのですが、本作ではそれを吉田鋼太郎さん自らが声に出して演じることで、父が実際にプレイしている様子がリアルに想像できます。
この演出が、本作の魅力をさらに引き立てているようでした。

なぜこの作品がオススメなのか

①ゲームに親しみがなくても大丈夫
この映画の良い点は、「ゲームの優しさ」に特化していることです。
オンラインゲームは、バトルや競争がメインのイメージがあるかもしれませんが、この作品では「ゲームは人と人をつなぐツールである」という視点で描かれています。
そのため、ゲームに詳しくない人でも親しみやすく、すっと物語に入り込めると感じました。
②オンラインゲームの良さが優しく伝わる
一方で、リアルとゲームが交差する深みのあるドラマを期待すると、少し物足りなさを感じるかもしれません。
劇的な展開や強烈に心に残るシーンが少ないため、「いい話だったね」で終わってしまう可能性もあります。
しかし、オンラインゲームの良さを優しく伝えるという意味では、非常にバランスの取れた作品になっています。
総評・まとめ

『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』は、「ゲームの世界にも温かさがある」ことを伝える作品。
ストーリーはシンプルで分かりやすく、ゲームを知らない人にも親しみやすいはずです。
特に、ゲーム内での父のギャップや、親子のやり取りは見どころです。
ただし、ゲームを題材にした映画としてはもう一歩踏み込んで、「ゲームだからこそ生まれるリアルな絆」や「現実とゲームが交差する瞬間」を描いてくれると、より印象深い作品になったかもしれないとも感じました。
『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』のオススメ度は⭐3です!(満点が★5.0です)
特に強いクセはなく、気軽に楽しめる良作。
ただし、人によっては物足りなく感じることも。

ゲーム未経験者でもオンラインゲームの良さが伝わるしストーリーがシンプルで分かりやすいのが好印象でした。

もう少し深みや強烈な印象が欲しい感じもちょっとあったね。
こんな人にオススメ

- オンラインゲーム未経験でも興味がある人
- 親子の絆を描いた作品が好きな人
- 心温まる優しい物語を求めている人
- 家族とのコミュニケーションに悩んでいる人
- 疲れた心を癒したい人
現実もゲームも、優しい人たちばかり──
そんな世界観が、観る人の心にそっと寄り添ってくれる映画です。
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