☆無料で読める面白い本を探している人に向けた記事
高山環氏による小説「ふたりの余命」を読みました。プライム会員やKindle Unlimitedを利用中であれば無料で読むことができます。
次に読む本を悩んでいる人や、読むか迷っている人は、この記事を参考にしてみてください。
また本書は 宝島社文庫よりとして書籍化もされています。紙の本が好きな方はそちらをチェックしてみてください。
作品概要
ふたりの余命は2021年12月に出版された高山環氏による小説です。
主人公は、高校生の椎也と楓。2人は死神に余命を宣告されています。本作はファンタジーとミステリーと恋愛モノをベースに、主人公の2人を含めたさまざまな登場人物の生き方と、主人公椎也の創作に対する思いが描かれています。
感想

ちょっと読みづらい部分があるなぁ・・・
本書は、主人公の2人が本好きという設定もあり少し難しい言葉や漢字がところどころにありました。
これについては、私(こうよう)が無知なことが原因ですので、普段から本をよく読まれる方ならば気にならないかもしれません。
本書は電子書籍で読んだので、分からない漢字や言葉でも、すぐに意味を調べられるのでそこまで苦になりませんでしたが、少しですがやはり読むテンポが悪くなり、物語への没入感が薄れるので、マイナスポイントに感じました。

登場人物の裏に作者が透けて見える…
前述のとおり主人公(特に椎也)は、難しい言葉を使ったり、達観した高校生らしくない考えをしています。
この描写が、著者の考えを代弁しているように思え、若干無理があるように感じました。
また、作中で創作に対する思いを椎也や他の登場人物が語るシーンでは、登場人物の思いというよりか著者の思いとして感じてしまうことが多くありました。
もちろん全部がそういう感じではなく、椎也と楓は高校生らしいところもあって、特に感情の描写や感情の変化は自然な感じで、納得と共感ができました。
高校生らしい部分とそうでない部分の二面性を持つ椎也は、難しい言葉をあえて使う中二病高校生みたいで可愛らしいとも思いましたね!

作品全体のシナリオと展開は好みだ…
シナリオは割とまっすぐで王道な展開、物語が進むにつれだんだんと面白くなっていきました。
前述の通り本作にはファンタジー要素があり、少なからずストーリーに影響しますが、物語の都合を付けるための存在、といった感じで悪目立ちせず程よい感じで好みでした。
また、序盤の展開や登場人物の描写で、強引に感じたり納得できないと感じたところもあったのですが、終盤できちんと登場人物による説明(そのときの思いが語られるシーン)があって、最後は納得できたので、そこはすごくよかったですね!
あとがき的なものとオススメ度
本書「ふたりの余命」では、余命宣告をされた登場人物がどのような思いで、どんな行動をするのかを物語のメインにしています。
もし自分が余命宣告されたら…のifを想像し、今どういう選択や行動をするのが最良なのか、考え込んでしまいました。そして、考えれば考えるほど、焦りを感じてしまいました。
そして登場人物たちは皆、自分なりの答えを見つけて行動しています。
素直に尊敬できるしすごいな!、と思いました。
と同時に答えがうまく出せない私(こうよう)にはとても羨ましくも感じました。
結局、明日どうなるか分からない、そんな毎日を過ごしている状況はある意味では余命宣告されている状況となんら変わりなく、そう考えれば、作中の登場人物のようにただ精一杯生きることだけが、今できることなのかもしれませんね!
「ふたりの余命」のオススメ度は★3.0です!(満点が★5.0です)
テーマが死という割と重いことや、表現が少し難しいところがあったものの、文章自体は読みやすいので、さまざまな人にオススメできます。

物語も面白いし、生きることについて考えさせられる作品です

主人公が高校生なので、同年代の若い人たちにも読んでほしいね
こんな人にオススメ
・小説は王道展開が好き
・登場人物の心理描写が細かい作品が好き
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