映画が好きな人の中には、「ゲームはあまりやらない」という人も多いかもしれません。
でも、ストーリーや世界観を重視する映画好きだからこそ、ぜひプレイしてほしいゲームがあります。
それが『いろづきチンクルの恋のバルーントリップ』です!
このゲームは、あの『ゼルダの伝説』シリーズで有名な任天堂が、ニンテンドーDS向けに発売したアドベンチャーゲーム。
主人公は、緑のタイツを着た「チンクル」という中年男性。
「ゼルダの伝説」シリーズではサブキャラとして登場していましたが、本作ではまさかの主人公です。

いろづきチンクルの恋のバルーントリップ,ディレクター:津田純,開発:バンプール,販売:任天堂,2009
一見ふざけた設定に思えますが、プレイしてみると意外にも感動的なストーリーが展開され、独特な世界観に引き込まれます。
また、ドット絵のレベルも高く、色鮮やかで美しいグラフィックも魅力的です。
ただ、見た目のインパクトが強すぎるせいか、発売当時の売上はそこまで伸びず、今では「隠れた名作」のような扱いになっています。
でも、映画好きの方なら、このゲームの持つシュールで独創的なストーリーや演出を楽しめるはず!
本記事では、そんな『いろづきチンクルの恋のバルーントリップ』の魅力を、映画好きの視点から紹介していきます。

私はとうとうチンクルより年上になったのだ……。

発売当時のあのころの君は今の君を見てどう思うのか?

『いろチン』とは?

作品名 | いろづきチンクルの恋のバルーントリップ |
ディレクター | 津田純 |
対応機種 | ニンテンドーDS |
発 売 | 2009年 |
ジャンル | アドベンチャー |
通 称 | いろチン |

「チンクル」はゼルダの伝説シリーズに登場するキャラクターです。

チンクルの初登場はムジュラの仮面(2000年)だね!
『いろチン』の魅力

一見クセが強そうでとっつきづらい印象の『いろチン』ですが、じつはとても魅力に溢れた作品なのです。
シュールで独特な世界観
『いろづきチンクルの恋のバルーントリップ』の最大の魅力の一つが、そのシュールで独特な世界観です。
単なるファンタジーではなく、ちょっと奇妙でクセになる雰囲気を持っています。
主人公はまさかの「チンクル」
このゲームの主人公チンクルは、『ゼルダの伝説』シリーズではおなじみのキャラクター。
緑の全身タイツに赤いパンツという出で立ちで、「妖精になりたい」と願う35歳の独身男性です。
ゼルダシリーズでは「マップを売るおじさん」的な立ち位置でしたが、本作ではまさかの恋愛アドベンチャーの主人公に抜擢。
プレイヤーはチンクルを操作し、理想の恋人を探すことになります。
ただし、チンクルは決してイケメンでもなく、爽やかでもない。
むしろ、どこか情けなくてクセが強いキャラです。
それなのに、ゲームを進めるうちにだんだん愛着が湧いてくるのが不思議なところ。
この「妙にクセになる魅力」こそが、本作の世界観を支える大きな要素になっています。

(https://www.nintendo.co.jp/ds/bcnj/index.html)より引用
『オズの魔法使い』がモチーフのキャラクターたち
本作には個性的な仲間キャラクターが登場しますが、実は彼らの設定は『オズの魔法使い』をモチーフにしています。
- カカシ(知恵がない)
- ブリキ(心がない)
- ライオン(勇気がない)
彼らはそれぞれ「何かが足りない」キャラクターであり、旅を通じて成長していきます。
これは『オズの魔法使い』のストーリーとよく似ていますね。
映画好きなら、このオマージュに気づいてより楽しめるはずです。

(https://www.nintendo.co.jp/ds/bcnj/index.html)より引用
色鮮やかで美しいドット絵の世界
ニンテンドーDSのゲームですが、ドット絵ののクオリティは非常に高く、特に色彩の美しさが際立っています。
タイトルの「いろづき」の通り、ゲームの世界はカラフルで幻想的。
ドット絵ながら、緻密に描かれた背景やキャラクターたちはまるで絵本のよう。
プレイヤーは、まるで映画のワンシーンを見ているかのような感覚でゲームを楽しめます。
このシュールで独特な世界観に惹かれる人は、きっと少なくないはずです。

意外と感動するストーリー
『いろづきチンクルの恋のバルーントリップ』は、見た目こそシュールですが、意外にもストーリーは感動的です。
単なるギャグやコメディに終わらず、時には切なさや心に響く展開も用意されています。
恋をテーマにした物語
本作のテーマは「恋」です。
チンクルはある日、謎の本を手に入れます。
その本に導かれるままに、不思議な世界に迷い込み、そこで「理想の恋人」を見つける旅に出ることになります。
ただし、この世界ではお金(ルピー)を貯めてプレゼントをあげることで恋愛レベルが上がるという、なんともシュールな設定。
でも、この金で恋愛が進むという皮肉なシステムには、社会風刺的なメッセージ裏にも感じられますよね!
そして、旅の中で出会うキャラクターたちは、みんなそれぞれ「恋に悩む人々」。
その悩みを解決しながら物語が進んでいくのですが、話が進むにつれて、ただのコメディでは終わらない深みのあるストーリーになっていきます。

シュールだけど切ない展開
最初は「チンクルが恋をする」というだけで、なんとなく笑えてしまうのですが、プレイを進めるとだんだん真剣な話になっていくのが本作の魅力。
特に、ストーリーが進むにつれて「本当に大切なものとは何か?」というテーマが浮かび上がってきます。
お金で恋愛が進むこの世界ですが、それだけでは本当の愛は手に入らないということが、プレイヤーにもチンクルにも突きつけられます。
そして、意外にもラストには感動的な展開が待っているのです。
「まさか、チンクルのゲームでこんなに心を動かされるとは……!」と思う人もいるはずです!

映画的な演出と感情を揺さぶるストーリー
本作は、ストーリーの語り方も 映画的 です。
- 場面ごとに印象的なカメラワーク(イベントシーンはまるで映画のワンカットのよう)
- 静かな感動を呼ぶBGMの使い方
- ストーリーの緩急(コメディとシリアスのバランスが絶妙)
これらの演出が組み合わさることで、まるで一本の映画を観ているかのような体験ができます。
映画好きな人なら、この「語りのうまさ」にも惹かれるのではないでしょうか?

難易度が低く、ゲーム初心者でも楽しめる
『いろづきチンクルの恋のバルーントリップ』は、アクション性の高いゲームではなく、どちらかというと「アドベンチャーゲーム」に近い作品です。
そのため、ゲームが苦手な人でも無理なく楽しめる作りになっています。
簡単な操作と親しみやすいシステム
このゲームは、ニンテンドーDSの タッチペン を活用した操作が中心になっています。
- 移動 → タッチした場所にチンクルが進む
- 会話 → タッチで選択肢を選ぶだけ
- お金を稼ぐミニゲーム → 直感的な操作でプレイ可能
戦闘のような複雑なアクション要素はほとんどなく、基本的にはキャラクターと会話をしながら進めるスタイル。
映画好きの人でも、ストーリーを追う感覚で気軽に楽しめる設計になっています。

(https://www.nintendo.co.jp/ds/bcnj/index.html)より引用
クリアまでのプレイ時間は短め
ストーリーを進めるだけなら、 10~15時間ほどでクリア可能。
RPGのように何十時間もプレイする必要がないため、「ちょっとした時間で楽しみたい」という人にもぴったりです。
また、サクサク進むテンポの良さも魅力的。
詰まることも少なく、次々と新しい展開が待っているので、映画を観るような感覚でプレイできます。

ゲームが苦手でも攻略情報を見ればOK
「ゲームに慣れていないから、ストーリーを最後まで見られるか不安……」という人もいるはずです。
……でも安心してください!
本作は、ストーリーを楽しむことがメインなので、たとえ詰まっても(最悪)攻略情報を見れば問題なく進められます。
発売から時間が経っているので、ネット上には攻略記事やプレイ動画も充実していますからね。
もちろん、自分でじっくりプレイするのが一番おすすめですが、「ストーリーだけでも見たい!」という人は、攻略を参考にしながら進めてもOKだと思いますよ。

「ゲームが苦手だから…」と敬遠するのはもったいない!
『いろづきチンクルの恋のバルーントリップ』は、難しいゲームではありません。
それなのに、シュールで魅力的な世界観と感動的なストーリーを楽しめる作品です。
映画好きの人にもぜひ挑戦してほしい一本。ゲームが苦手でも、気軽にプレイしてみてください!

隠れた名作としての魅力
『いろづきチンクルの恋のバルーントリップ』は、発売当時あまり話題にならなかったものの、プレイした人からは 「意外と面白い」「隠れた名作だ」 という評価を受けています。
その理由を詳しく見ていきましょう。
売上は少なかったが、ファンの評価は高い
本作は2009年にニンテンドーDSで発売されましたが、売上は数万本程度と決して大ヒットしたとは言えません。
原因として考えられるのは、やはり「チンクル」というキャラクターのクセの強さでしょう。
『ゼルダの伝説』シリーズでは、どちらかというと「ウザいキャラ」という印象を持たれていたため、彼が主役のゲームに手を出しづらかった人も多かったのかもしれません。
しかし、実際にプレイした人からは、
「意外と感動する」「ストーリーがよくできている」「独特な世界観にハマる」
といったポジティブな評価が寄せられています。
まさに「プレイしてみないと分からない魅力」を持ったゲームなのです!

じっくりプレイすれば感動が倍増する
本作の面白さは、ストーリーを進めるにつれてじわじわと味が出てくるところにあります。
最初は「チンクルが恋愛するゲーム? ふざけてるの?」と思うかもしれませんが、進めるうちにストーリーの奥深さに気づき、最終的には感動してしまうことも。
シュールなギャグとシリアスなストーリーが絶妙に絡み合い、プレイヤーを不思議な感情にさせるゲームです。
これは、大ヒット作品にはない「知る人ぞ知る名作」の魅力とも言えます。

(https://www.nintendo.co.jp/ds/bcnj/index.html)より引用
中古市場でも比較的手に入りやすい
「今さらDSのゲームなんて手に入るの?」と思うかもしれませんが、安心してください。
『いろづきチンクルの恋のバルーントリップ』は、中古市場では比較的流通してい ため、ネット通販やゲームショップを探せばそれほど高くない価格で購入できることが多いです。
また、ニンテンドーDSのソフトなので 3DSでもプレイ可能。
すでにDSや3DSを持っている人なら、手軽に遊べます。
今の時代、レトロゲームの価格が高騰しがちですが、本作はまだ「隠れた名作」の段階なので、手が届くうちにプレイしてみるのがおすすめです!

まとめ:ぜひ一度プレイしてみて!

『いろづきチンクルの恋のバルーントリップ』は、シュールな見た目や設定に目を奪われがちですが、実際にプレイすると映画のようにしっかりと作り込まれたストーリーや独特な世界観に引き込まれる作品です。
映画好きにこそおすすめしたい理由
本作が映画好きにおすすめできるポイントは、以下のような点にあります。
- 『オズの魔法使い』をモチーフにしたキャラクターたち
- 映画的な演出や、シリアスとコメディのバランスの良さ
- 意外と感動するストーリー展開
- ゲームが苦手な人でも楽しめる手軽さ
映画を観る感覚でプレイできるゲームなので、「普段あまりゲームをしない」という人にもぴったりです。

(https://www.nintendo.co.jp/ds/bcnj/index.html)より引用
見た目で敬遠するのはもったいない!
確かに、主人公のチンクルは「クセのあるキャラ」かもしれません。
ですが、実際にプレイしてみるとチンクルの持つ独特な魅力に気づくはず。
「興味はあるけど、なんとなく手が出なかった」という人こそ、ぜひプレイしてほしい一本です。

(https://www.nintendo.co.jp/ds/bcnj/index.html)より引用
今なら中古で手に入る!
発売から時間が経っていますが、中古市場では比較的安価で入手可能です。
ニンテンドーDSや3DSを持っているなら、ぜひ一度 「バルーントリップの世界」 を体験してみてください。
きっと、「ただのギャグゲーム」ではない 心に残る物語 に出会えるはずです。

(https://www.nintendo.co.jp/ds/bcnj/index.html)より引用

いろチンは独特の魅力がたっぷり!

ゲームの感想や思い出など、ぜひコメントで教えてね😊
おまけ
『いろチン』のように不思議でシュールな世界観が好きな人に向けた映画も数多くあります。
こんな映画が好きなら『いろチン』を気に入るかも!

『いろチン』を気に入る人はこんな映画も好きなはず!
という独断で、こんな映画が好きな人は『いろチン』の独特な世界観にハマる可能性が高いのでは?
という視点で、映画を3作選びました。
『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017年)
☆理由:奇妙な恋愛、ファンタジー要素
本作は 人間と半魚人の恋 を描いた作品ですが、『いろづきチンクル』もチンクルというちょっと変わった主人公が恋をする物語なので、テーマ的に通じるものがあります。
また、ファンタジー的な要素も多いため、こういう異世界恋愛モノが好きな人には合いそう。
『ロスト・イン・トランスレーション』(2003年)
☆理由:主人公が異世界で戸惑いながらも成長していく
この映画は、異国の地で孤独を感じる男が、ひょんなことから 特別な出会い をするという物語。
『いろチン』も、チンクルがバルーントリップをしながら、戸惑いつつも恋を探すという話なので、どこか通じるものがあります。
『ムーンライズ・キングダム』(2012年)
☆理由:カラフルで幻想的な世界観、ちょっとシュールなユーモア
ウェス・アンダーソン作品の中でも特に色彩の美しさが際立ち、どこか絵本のような雰囲気を持った作品。
『いろづきチンクル』のポップでカラフルなビジュアルや、シュールな笑いに共感できる人は、この映画も楽しめるはず。
『いろチン』が好きな人におすすめの映画

この章では逆に、『いろチン』のシュールな世界観や独特なストーリーが好きな人におすすめの映画を3本ご紹介します!
『オズの魔法使』(1939年)
☆『いろチン』との共通点:キャラクターのモチーフ、異世界ファンタジー
本作の登場キャラクター(キュート、ボルボン、タディー)は『オズの魔法使い』の登場キャラが元ネタなので、当然ながら相性抜群!
また、主人公ドロシーが夢のような不思議な世界を冒険し、仲間と共に成長するという展開も、本作と似ています。
『いろチン』の奇妙で幻想的な世界観が好きな人は、この名作ファンタジーを楽しめるはず!
『ビッグ・フィッシュ』(2003年)
☆『いろチン』との共通点:シュールな幻想世界、現実と幻想が交差する物語
ティム・バートン監督による ファンタジーと現実が交錯する 映画。
嘘か本当かわからない奇妙な冒険譚が語られますが、最後には感動的なラストが待っています。
『いろチン』の「シュールだけど感動するストーリー」に惹かれた人なら、間違いなくハマる映画!
『バートン・フィンク』(1991年)
☆『いろチン』との共通点:シュールな展開、奇妙なキャラクターたち
コーエン兄弟が手がけた不条理系のシュールな映画で、現実と幻想の境界が曖昧なストーリー展開が特徴。
ちょっとクセのある映画ですが、本作の シュールな雰囲気が好きならハマる可能性大。
『いろチン』の「なんとも言えない不思議な雰囲気」に惹かれた人なら、この映画も気に入るかも!?

クセが強めの映画をチョイスしてみました。

映画とゲームの両方を楽しもう!
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