人生を学んだ理不尽ゲーム『仮面ライダー倶楽部』の魅力と教訓

ゲーム

子どもの頃、時間を忘れて熱中したゲームはありますか?

私にとって、それは 『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』 でした。

このゲームは、1988年にファミリーコンピュータ(ファミコン)で発売されたアクションRPGで、2頭身にデフォルメされた仮面ライダーたちが活躍する作品です。

しかし、単なるキャラクターゲームと思ったら大間違い。

プレイヤーを待ち受けていたのは、極めて理不尽な難易度

  • セーブもパスワードもなし
  • 全滅したら最初から
  • 圧倒的な資金不足
  • 即死攻撃を繰り出してくる敵

当時小学生だった私にとって、クリアは ほぼ不可能 でした。

それでも諦めきれず、何度も挑戦を繰り返し、悔しい思いをしながらも少しずつゲームを進めていきました。

そして大人になってからようやくクリア。

そのとき感じたのは、このゲームはただの娯楽ではなく、人生の縮図だった ということです。

  1. どんなに頑張っても無理なことがある
  2. お金は人生で不可欠なもの
  3. 準備を怠ると痛い目に遭う
  4. ときにはズル(楽)をすることも必要
  5. 失敗しても経験は残る
  6. 苦労した先にあるものが、必ずしも素晴らしいとは限らない

これらの教訓を、『仮面ライダー倶楽部』から学びました。

本記事では、このゲームの魅力とともに、人生を学んだ6つの教訓 を紹介していきます。




ゲーム概要

基本情報

本作は、「仮面ライダー倶楽部」というデフォルメキャラクター商品シリーズをゲーム化した作品です。

項目詳細
タイトル仮面ライダー倶楽部くらぶ 激突ショッカーランド
ジャンルアクションRPG
対応機種ファミリーコンピュータ
発売元バンダイ
開発元トーセ
発売日1988年2月3日

可愛らしい2頭身の仮面ライダーたちが登場し、一見するとほのぼのとしたキャラクターゲームに見えますが、その実態は異常な難易度を誇る鬼畜ゲームでした。

©石森プロ・東映 ©1988 BANDAI(『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』より)

『仮面ライダー倶楽部』とは?

本作のタイトルにもなっている「仮面ライダー倶楽部」は、バンダイが展開していた二頭身にデフォルメされた仮面ライダーのキャラクター商品シリーズです。

当時、仮面ライダーはすでに昭和ライダーシリーズとして定着していましたが、子ども向けに可愛くアレンジしたグッズや玩具が次々に発売されました。

『仮面ライダー倶楽部』は、その世界観をゲームとして落とし込んだ作品と言えます。

©石森プロ・東映 ©1988 BANDAI(『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』より)

ゲームシステムの特徴

『仮面ライダー倶楽部』の大きな特徴は、横スクロールアクションとRPG要素を融合させた独自のシステムです。

① 移動は横スクロールアクション

ステージを移動する際は、横スクロールアクションの画面になります。

ライダーは左右に移動し、ジャンプや攻撃(パンチ)を駆使しながら進んでいきます。

しかし、アクションの操作性にはクセがあり、空中制御がほとんど効かないため、ジャンプのタイミングを間違えると簡単に落下してしまいます。

また、Bボタンでパンチを繰り出し、敵シンボルを破壊することも可能ですが、戦闘をスキップすると経験値が入らないため、成長が遅れるというジレンマもあります。

©石森プロ・東映 ©1988 BANDAI(『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』より)

② 戦闘は「ぶつかり合い式バトル」

敵シンボルと接触すると戦闘画面に切り替わり、「押し相撲」のような体当たりバトルが展開されます。

1対1で向かい合い、Aボタン連打で相手を押し返すというシンプルな戦闘システムですが、以下のような要素が絡み合い、意外と奥深い仕組みになっています。

  • 「テクニック」ゲージを消費して必殺技を使用可能(ライダーキックなど)
  • 敵を壁に押し込むと追加ダメージが発生
  • 一部のボスは即死級の特殊攻撃を持っている(理不尽要素)
  • 負けると所持金の半分を没収される(お金の管理が超重要)
©石森プロ・東映 ©1988 BANDAI(『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』より)

③ ステージクリアには「お金」が必須

本作では、各ステージのクリア条件として一定額の資金を集めることが求められます。

例えば、序盤のステージでは2万円、最終エリアでは 20万円もの資金が必要になります。

しかし、通常の戦闘で得られるお金は 100円~1000円程度 しかないため、まともに稼ごうとすると果てしない時間がかかります。

そこで、重要なのが 「ライダールーレット」というミニゲームです。

このルーレットを利用すれば、お金を効率よく増やすことが可能ですが、実は裏技を使うことで 確実に勝つ方法も存在します。

「ライダーがギャンブルで稼ぐ」という時点で仮面ライダーとしてどうなのか、という問題もありますが、ゲームの理不尽な難易度を考えると、この裏技はむしろ救済措置として機能していました。

©石森プロ・東映 ©1988 BANDAI(『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』より)

クリアまでの壮絶な道のり

『仮面ライダー倶楽部』は、全ステージをクリアするまで 約30時間 かかると言われています。

しかし、セーブもパスワードもないため、一度電源を切ると 最初からやり直し

つまり、クリアするためには 30時間ぶっ通しでプレイする必要があるのです。

また、各ライダーごとに4ステージずつプレイし、全員分のステージをクリアした後にようやく最終エリア「ショッカータワー」 に挑むことができます。

  • 1号・2号・V3の中から1人を選び、4ステージクリア
  • 残りのライダーでも4ステージずつクリア
  • 最後に3人合流して最終エリアへ

この長い道のりを、何の中断機能もなくクリアしなければならないというのが、本作最大の鬼畜ポイントでした。

©石森プロ・東映 ©1988 BANDAI(『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』より)

ゲーム概要のまとめ

『仮面ライダー倶楽部』は、可愛らしい見た目とは裏腹に、アクションとRPGを融合させた独特のシステムを持ち、さらに 鬼のような難易度を誇るゲームでした。

特に、「お金を貯めることが必須」「即死攻撃が飛んでくる」「セーブなしで30時間プレイ強制」など、理不尽要素のオンパレード

しかし、それでもこのゲームを好きになったのは、単なる苦行ではなく、試行錯誤しながら進める楽しさがあったからです。

次の章では、そんな『仮面ライダー倶楽部』のストーリーと、どれほど厳しい戦いが待ち受けているのか をさらに深掘りしていきます。


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ストーリーとゲームシステム

仮面ライダーたちの受難!奇想天外なストーリー

仮面ライダーシリーズといえば、悪の秘密結社ショッカーとの戦いが定番。

しかし、本作のストーリーはちょっとぶっ飛んでいます。

「仮面ライダーを2頭身にしてしまえ!」

そんな突拍子もない計画を立てたショッカーは、「SD光線」を開発。

しかし、誤って自分たちまで2頭身になってしまった!

仮面ライダーたちは、この理不尽な状況に激怒し、ショッカー帝国へと乗り込む――

というのが本作の導入部分です。

シリアスな雰囲気の多い仮面ライダーシリーズですが、本作はかなりコミカル。

敵も味方もみんな可愛くデフォルメされており、パッと見はゆるいゲームのように見えます。

しかし、プレイヤーが味わうのは理不尽なゲームバランスという点で、ストーリーのノリとは正反対の体験をすることになります。

©石森プロ・東映 ©1988 BANDAI(『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』より)

ゲームの流れ:ライダーたちの過酷な旅

本作の目的は、選んだ仮面ライダーで4つのステージをクリアし、最終エリア「ショッカータワー」へと挑むことです。

① ライダーを選択

最初に、以下の3人の中から1人の仮面ライダーを選びます。

ライダー特徴
仮面ライダー1号バランス型だが、スピードが遅くジャンプ性能が低い
仮面ライダー2号操作性が独特で、ジャンプ中の空中制御が可能
仮面ライダーV3最初から強く、初心者向け

選んだライダーで4つのステージをクリアした後、次のライダーで同様に4つのステージをクリアすることになります。

©石森プロ・東映 ©1988 BANDAI(『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』より)

② ステージ攻略(アクションパート)

各ステージは横スクロールアクション風のマップになっており、敵シンボルを避けたり、倒したりしながら進んでいきます。

このアクションパートには、次のような特徴があります。

  • 敵シンボルに接触すると戦闘開始(ただし、パンチで潰せば回避可能)
  • 地形ギミックが多く、頭をぶつけると潰れて動けなくなる
  • 改造室(回復ポイント)までの道が罠だらけ(下手すると回復する前に死亡)
  • ショップはランダム(欲しいアイテムがあるとは限らない)

移動の時点で ストレス要素が満載なのが特徴です。

©石森プロ・東映 ©1988 BANDAI(『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』より)

③ 戦闘システム:「ぶつかり合いバトル」

敵に接触すると、相撲のように体当たりで押し合う戦闘 が始まります。

【戦闘の流れ】

  • まず敵を選択(雑魚 or ボス)
  • 体当たりで押し合う(Aボタン連打)
  • 押し負けると壁に叩きつけられダメージ
  • 必殺技やアイテムを駆使しながら戦う

この戦闘で勝利すると経験値やお金を獲得できますが、負けると 所持金が半分没収されるという厳しいペナルティが待っています。

さらに、敵の中には即死級の特殊攻撃を繰り出すものもいます。

  • イカデビル(2号ステージ) → 「拘束技」で動けなくなり、そのまま即死
  • クモ男(V3ステージ) → 毒攻撃でじわじわHPを削られる
  • ゲルショッカー首領(最終ステージ)雑魚キャラとして大量に出現(理不尽)

運が悪いと、どんなにレベルを上げても 一瞬で全滅する可能性があります。

©石森プロ・東映 ©1988 BANDAI(『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』より)

④ お金を貯めてボス戦へ

各ステージをクリアするためには、一定額の資金を集める必要があります。

【クリアに必要な金額の一例】

  • ステージ1:2万円
  • ステージ4:10万円
  • 最終ステージ(ショッカータワー):20万円以上

ところが、戦闘で得られるお金は 1回100円~1000円 程度。

まともに稼ごうとすると、果てしない時間がかかります。

そこで登場するのが、「ライダールーレット」 というミニゲームです。

  • お金を賭けてルーレットを回す
  • 成功すると所持金が倍になる(失敗すると半分に)
  • 裏技を使うと確実に勝てる

この裏技を使わないと、ゲームバランス的にクリアはほぼ不可能ですが、果たしてヒーローがギャンブルで稼いでいいのか……?

という倫理的な疑問も残ります。

©石森プロ・東映 ©1988 BANDAI(『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』より)

⑤ 3人揃ったら最終決戦!ショッカータワー

1号・2号・V3のステージをすべてクリアすると、ついに最終ステージ「ショッカータワー」に突入。

ここで初めて3人のライダーを切り替えながら戦えるようになります。
しかし、難易度はさらに跳ね上がります。

  • ボス級の怪人が雑魚として大量に出現
  • 改造室(回復ポイント)への道が激ムズ
  • ラスボス「ゲルショッカー首領」は毎戦闘に登場(もはや雑魚扱い)

そして、ついにゲームクリア……感動のエンディング!と思いきや、待ち受けていたのは 驚くほどあっさりしたエンディングでした。
(エンディングの画像はあえて載せません)

©石森プロ・東映 ©1988 BANDAI(『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』より)

ストーリーとシステムのまとめ:ストーリーはコミカル、ゲームは鬼畜

『仮面ライダー倶楽部』は、ストーリー自体はギャグ要素が強く、可愛らしいデザインが特徴です。

しかし、実際にプレイすると、異常なまでの難易度と理不尽さ に直面することになります。

  • アクションも戦闘もシビアなシステム
  • 運要素が絡みまくる資金集め
  • 即死攻撃を持つ敵が多数出現
  • セーブもパスワードもなし!全滅=最初から

このゲームをクリアするには、単にゲームの腕前 だけでなく、根気・計画性・運 のすべてが求められました。

次の章では、そんな鬼畜ゲームから学んだ 「6つの人生教訓」 について語っていきます。


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『仮面ライダー倶楽部』に学んだ6つの教訓

『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』は、ただのゲームではありませんでした。

セーブもパスワードもない、鬼畜な難易度の中で、私は多くのことを学びました。

ここでは、このゲームを通じて得た 「6つの人生教訓」 を紹介します。


① 頑張っても無理なことはある

「努力すれば何でも叶う」なんて、嘘だ。

このゲームでは、どんなに頑張っても、小学生にはクリアがほぼ不可能でした。

理由は単純。

  • セーブもパスワードもないため、一度電源を切れば最初から
  • 全滅=ゲームオーバーで、積み上げたものが一瞬で無に帰す

たとえ時間をかけてライダーを育てても、ラスボス戦で運悪く即死技を食らえばアウト

どんなに努力しても、時には運や環境に左右され、どうにもならないことがあるのです。

このゲームが教えてくれたこと「頑張っても報われないこともある

©石森プロ・東映 ©1988 BANDAI(『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』より)

② お金は大事!貧乏では生きていけない

このゲームでは、お金がすべてでした。

戦闘で得られる経験値よりも、お金を稼げるかどうかが生存のカギ になっていました。

  • お助けライダーを雇うにもお金が必要(雇わないとクリア困難)
  • 体力回復や仲間の蘇生にもお金が必要
  • 各ステージのゴールを開くにもお金が必要

しかも、ステージをクリアすると手持ちのお金がリセットされるため、事前に銀行に預けておかないと大損するという、リアルすぎる金銭管理システム。

このゲームが教えてくれたことお金がないと何もできない。

©石森プロ・東映 ©1988 BANDAI(『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』より)

③ 準備万端で挑め!トライ&エラーが大事

このゲームでは、事前準備の重要性を痛感しました。

  • ボスは初見殺しの技を持っている(何度もやられながら対策を学ぶ)
  • レベル上げや資金稼ぎをしないと即死
  • 装備やアイテムの準備が甘いと詰む

たとえば、ラスボス戦でお金が足りず、お助けライダーも回復アイテムもないと詰み

また、特定のボスは即死技を持っており、知らずに挑むと 理不尽に即死 することも。

このゲームが教えてくれたこと準備を怠ると、いざという時に痛い目を見る。

©石森プロ・東映 ©1988 BANDAI(『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』より)

④ 不正も時には必要?ルーレット裏技という救済策

このゲームには、「ライダールーレット」という賭博システムがありました。

そして、このルーレットには、ある裏技が存在します。

「2コンのマイク」を使うと、必ず勝てる。

この裏技を使えば、お金の心配はなくなります。

しかし、当時の私は、なぜかこの裏技をほとんど使いませんでした。

今思えば、単純に「ゲームの楽しさを奪いたくなかった」のかもしれません。

とはいえ、ゲームの理不尽さを考えると、この裏技はむしろ 「正当な救済措置」に近かった気もします。

このゲームが教えてくれたこと時にはズルも必要。ただし、自分の信念を持つこと大事。

©石森プロ・東映 ©1988 BANDAI(『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』より)

⑤ 失敗は成長の糧になる

このゲームでは、ゲームオーバーになるたびに 最初からやり直し

それでも、プレイを重ねるうちに、少しずつ先へ進めるようになりました。

  • ライダーのレベルはリセットされても、プレイヤーの経験値は残る
  • 失敗を重ねることで、効率的な攻略法を見つけられる
  • 危険なポイントを学び、同じミスを繰り返さなくなる

最初はステージ1のクリアすら厳しかったのに、何度も挑戦するうちに少しずつ進めるようになる。

この感覚は、何かを学ぶときの成長プロセスと同じでした。

このゲームが教えてくれたこと失敗しても、経験は残る。だから何度でも挑戦しよう。

©石森プロ・東映 ©1988 BANDAI(『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』より)

⑥ あっさりしたエンディングに学ぶ「期待とのギャップ」

このゲームをようやくクリアしたとき、私は 大きな期待を持ってエンディングを迎えました。

「きっとすごいエンディングが待っているはず!」

……しかし、画面に表示されたのは、ちょっとした演出とまさかの数行のテキストのみ

スタッフロールすらなく、壮大なエンディングを期待していた私は、完全に脱力しました。

でも、これって 現実にもよくあること なんですよね。

  • 長年憧れていた場所に行ったら、意外と普通だった
  • 欲しかったものを手に入れたけど、思ったより感動しなかった
  • 成功したら幸せになれると思ったけど、案外そうでもなかった

人間は、見えないものを勝手に美化しがち です。

そして、実際にそれを手に入れたとき、想像と違ってガッカリすることがある。

このゲームが教えてくれたこと過度な期待は禁物。現実は、案外あっさりしている。

©石森プロ・東映 ©1988 BANDAI(『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』より)

『仮面ライダー倶楽部』に学んだ教訓まとめ

『仮面ライダー倶楽部』は、見た目こそ可愛いものの、理不尽の塊のようなゲーム でした。

しかし、その中には、人生に通じる大切な教訓 が隠されていました。

  1. 頑張っても無理なことはある
  2. お金は大事!貧乏では生きていけない
  3. 準備と試行錯誤が成功へのカギ
  4. 時にはズルも必要、でも信念は大事
  5. 失敗は経験となり、成長につながる
  6. 過度な期待はせず、現実を受け入れよ

子どもの頃はただ夢中でプレイしていましたが、大人になって振り返ると、まさに人生の縮図のようなゲームだったのかもしれません。


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まとめ:このゲームが教えてくれたこと

『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』は、一見すると可愛らしいキャラクターゲームですが、その実態は 極めて理不尽な鬼畜ゲー でした。

  • セーブもパスワードもなし。電源を切れば最初から。
  • 全滅すれば貯めたお金も努力もすべて消滅。
  • ラスボス戦で運悪く即死技を食らえば、一瞬でゲームオーバー。

小学生だった私は、必死にプレイしましたが、結局クリアできませんでした。

それでも 「もっと進みたい」 という思いで何度も挑戦し、大人になってついにクリア。

しかし、そのエンディングは あまりにもあっさりしていて拍子抜け

「長年の夢が叶ったのに、こんなものなのか」と、一種の虚無感すら覚えました。


「仮面ライダー倶楽部」が人生を教えてくれた

ゲームを通じて、私は人生の縮図 を体験しました。

  • 頑張っても無理なことはある。
  • お金は人生で欠かせない。
  • 準備と試行錯誤が成功のカギ。
  • ズル(楽)をすることも時には必要。
  • 失敗しても、経験は無駄にならない。
  • 過度な期待は禁物、現実はあっさりしている。

このゲームにハマっていた当時の自分は、きっと無意識のうちにこうした教訓を学びながらプレイしていたのかもしれません。

©石森プロ・東映 ©1988 BANDAI(『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』より)

ゲームとは、単なる遊びではない

最近のゲームは、オートセーブや難易度調整、親切なチュートリアルが充実し、プレイヤーにストレスを与えない作りになっています。

それはそれで素晴らしいことですが、『仮面ライダー倶楽部』のような 「理不尽と戦う体験」も、今の時代には貴重なのかもしれません。

ゲームは、ただの娯楽ではない。

時には、人生の大切なことを教えてくれるものでもある。

そう思わせてくれたのが、『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』でした。

©石森プロ・東映 ©1988 BANDAI(『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』より)

おわりに

子どもの頃に夢中になったゲームを、大人になって改めて振り返ると、意外な学びや発見があることに気づきます。

もし、あなたにも 「人生を学んだゲーム」があれば、ぜひ思い出してみてください。

そこには、単なるゲームを超えた 大切な何かがあるかもしれませんよ。


こうよう
こうよう

仮面ライダー倶楽部』こそSwitchオンラインで出すべきゲーム№1だと思っています!

パン
パン

ゲームの感想や思い出など、ぜひコメントで教えてね😊


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