暁なつめ(著)【この素晴らしい世界に祝福を!】1巻~5巻のネタバレなし感想

小説

☆面白い本を探している人に向けた記事

 大ヒットライトノベル「この素晴らしい世界に祝福を!」の1巻~5巻を読んだので感想を書きました。

 読むかどうか迷っている方は、この記事を参考にしていただけたらと思います。

作品概要

 この素晴らしい世界に祝福を!は2013年に第1巻が発売された大人気ライトノベル作品です。このすばという略称で親しまれています。
 著者はあかつきなつめ氏です。もとは小説投稿サイト小説家になろうに投稿された作品で、のちに書籍化されました。
 現在、本編17巻に加えて短編集3巻、スピンオフ作品が13巻が刊行されています。2021年にはシリーズ累計1000万部を突破した大ヒット作品です。
 このすばシリーズは漫画化とアニメ化もされていて、アニメは地上波放送3期に加えて映画化もされています。

 このすばはいわゆる異世界転生モノです。日本の高校生カズマが不慮の事故で命を落とし、異世界に転生をするところから物語は始まります。
 アクアダクネスめぐみんたちとの日常や冒険が主なストーリーです。まじめな冒険モノではなく、ちょっと外した感じのコメディ作品です。

感想

 いわゆる異世界転生モノですが、他の作品とは一風変わった作風で人気の作品です。
作品にはゆるい空気感があり、この空気感が作品一番の魅力に感じました。

良かった点

 ライトノベルらしくとても読みやすい印象を受けました。シナリオのテンポも良く、飽きずに一気に読み終えました。

 また各キャラクターの良さ=このすばシリーズの良さだと改めて感じました。登場人物はみんな癖があって、でもどこな憎めないようなやつらばかりで、本気で嫌になるようなキャラクターがいない、優しい世界です。
 一見優秀そうなキャラクターでもどこな抜けているところがあって可愛らしかったり、イヤミなキャラクターでもちょっといいところがあったり可愛げがあったり…みんなキャラが立っていて良かったですね。
 巻を重ねるごとに個性的な新キャラが登場しますが、既存のキャラクターたちもどんどん個性を増していきます。各キャラみんな作中では(良くも悪くも)大活躍で面白かったです。

イマイチだった点

 1~5巻までで、1巻が一番面白く、それ以降の5巻までで1巻を超えられなかったのは残念でした。新キャラを登場させてどうにか物語を面白く動かそうとしていましたが、1巻の面白さは超えられなかった印象です。

 物語も、メインのストーリーがあるようなないような…といった感じですし、展開も良く言えばお約束、悪く言えばワンパターンで、人によって好みが分かれそうでした。

 個人的には好みの作品でしたので、ここから17巻までにどうなるのか、1巻を超えるような面白さがあることに期待したいです!

まとめとオススメ度

 読みやすい文章+小難しくないストーリーや設定+魅力的なキャラクター=このすばって感じでしょうか。
 1冊をだいたい2時間~3時間で読み終えました。手軽に読めるのも人気の要因だと思います。
 また、既に完結済みという安心感も今から読み始めるにはうれしいポイントですよね!

 1冊のストーリー展開は、”良くも悪くも”5巻まで基本的に同じパターンですが、私は嫌いじゃないし、面白さに安定感があって良かったです。
 それに内容もライトですが要点は押さえていて満足度はそこそこ感じられて、かつ気軽に読めてちょうどいいと思いました。

 このすばのオススメ度は★4.0です!
 アニメこの素晴らしい世界に祝福を!を観て面白いと感じた人は原作小説も同じような雰囲気ですのでぜひ読んでみてほしいです。
 前述のとおり、とても読みやすい文章なので普段小説を読まないような人にもオススメできます

 17巻までありますが、5巻まで読んだ感じだとサクッと読み終えてしまいそうです。

こうよう
こうよう

アニメを観て面白いと感じた方はぜひ、読んで損はないと思いますよ!

パン
パン

アニメの雰囲気そのまま!

こんな人にオススメ

・サクッと読める小説を探している

・アニメ”このすば”を観たことがある

・普段あまり小説を読まない

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