裏切りと信念が交錯する『孤狼の血』で描かれた警察とヤクザの壮絶な戦い

映画

☆役所広司の演技が光る映画

映画『孤狼ころう』を単刀直入に表現するなら、「昭和の広島を舞台にした、刑事とヤクザの壮絶な生き様を描く、熱く泥臭いバイオレンスノワール」といったところでしょうか。

昭和63年、広島県呉原市。

暴力団対策法施行直前の混沌とした時代を背景に、ヤクザと癒着する型破りなベテラン刑事・大上と、彼とコンビを組むことになった新米刑事・日岡が、暴力団同士の抗争や複雑に絡み合う人間関係の中で、それぞれの正義を貫こうとする姿を描きます。


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作品概要

白石 和彌(Director). (2018).孤狼の血 [Film].「孤狼の血」製作委員会.

タイトル孤狼ころう
監 督白石和彌しらいしかずや
主 演役所広司やくしょこうじ松坂桃李まつざかとおり
公 開2018年
ジャンルクライム、アクション
上映時間125分
原 作柚月裕子ゆずきゆうこ氏による小説

昭和63年。

暴力団対策法成立直前の広島・呉原くれはら――。

そこは、未だ暴力団組織が割拠し、新たに進出してきた広島の巨大組織・五十子会系の「加古村組」と地場の暴力団「尾谷組」との抗争の火種が燻り始めていた。

そんな中、「加古村組」関連企業の金融会社社員が失踪する。

失踪を殺人事件と見たマル暴のベテラン刑事・大上おおがみと新人刑事・日岡ひおかは事件解決の為に奔走するが、やくざの抗争が正義も愛も金も、すべてを呑み込んでいく……。

警察組織の目論み、大上自身に向けられた黒い疑惑、様々な欲望をもむき出しにして、暴力団と警察を巻き込んだ血で血を洗う報復合戦が起ころうとしていた……。

イントロダクション | 映画『孤狼の血』公式サイト STORY より引用


感想

主演の役所広司やくしょこうじに加え、松坂桃李まつざかとおり真木まきよう子、滝藤賢一たきとうけんいち中村倫也なかむらともや、ピエールたきといった豪華キャストの熱演が光ります。

特に、役所広司演じる大上おおがみの破天荒で魅力的なキャラクターは必見です。

 

また、バイオレンス描写もさることながら、男たちの意地や葛藤、人間ドラマも深く描かれており、観る者の心を揺さぶります。

白石 和彌(Director). (2018).孤狼の血 [Film].「孤狼の血」製作委員会.

役所広司の迫力のある演技

やっぱり役所広司の演技はすごかったですね!

役所広司が演じる大上おおがみは、圧のある存在感と腹の底が読めない感じがたまらなく魅力的でした。

どこまでが正義でどこからがアウトなのか、そのギリギリを渡り歩く感じがゾクゾクしましたね。

 

私的「役所広司の映画に外れなし」の記録を更新

役所広司の主演作品だと『PERFECT DAYS』や『すばらしき世界』が印象的でしたが、それに並ぶレベルで本作も良かったです。

この2作も役所広司の演技力が際立っていて、『孤狼の血』も同じ系譜です。

『孤狼の血』は大上刑事のキャラクターは役所広司の演技なしでは成立しなかったと思います。

松坂桃李が演じた、日岡と同じく、観客も「この人、本当に信用できるのか?」と疑いながら観ていたら、最後には見事に裏をかかれる展開……

まさに役所広司マジックでしたね。

 

そしてやはり、あの圧倒的な迫力!

悪徳警官なのか、それとも……と最後まで揺さぶられる感じがすごかったです。

 

ヤクザと対等以上

大上がヤクザと対等どころか、むしろ上に立っているような雰囲気でしたよね。

肝が据わっていて、相手を全く怯ませない迫力が半端なかったです。

ヤクザすら「この人には逆らえない」と思わせるあの感じ……

まさに役所広司の圧倒的な演技力あってこそでした。

特に、ヤクザ相手に堂々と立ち回るシーンなんかは「この人、本当に警察なのか?」と疑うくらいの貫禄でした。

でも、ただ強面なだけじゃなくて、どこか一本筋が通っている感じがするからこそ、最後まで惹きつけられるんです。

 

すべてを見通す力

大上って本当に何を考えているのか最後まで掴みきれないんだけど、振り返ってみると「全部お見通しだったんだ……!」とゾッとさせられます。

日岡の正体まで分かっていて、それでもあの行動を取ったのは、ただの成り行きじゃなくて、しっかり考え抜いた上でのことだったんでしょうね。

大上の真意は最後まで明かされなかったけど、それでも彼の周りの人たちは、ヤクザ以外はみんな彼のことを「正義の人」だと信じていた――

この対比がまたすごいと思いましたね。

 

ただの強面汚職警官じゃなく、信念を持って「警察のやり方」を貫いた人だったんだなって……。

大上の行動や選択ってすごく計算されていて、それを役所広司が演じることで説得力が増してるんですよね。

 

それに、なんか「こういう人、本当にいそう……!」って思わせるリアリティがありましたね。

 


あとがき的なものとオススメ度

白石 和彌(Director). (2018).孤狼の血 [Film].「孤狼の血」製作委員会.

 

役所広司やくしょこうじの演技力で彼が演じた大上おおがみがとても強く印象に残っていた感じですが、松坂桃李まつざかとおり演じる日岡ひおかもいいキャラクターをしていました。

日岡は最初から最後まで正義の人でした。

日岡はずっと「警察官としての正義」に従って動いていたけど、気づけば大上の手のひらの上で転がされていた……

というのがまた衝撃的でした。

でも、だからこそラストの嵯峨さがへの態度がめちゃくちゃ痺れましたよね。

最初の頃は「組織のルールを守る優等生」みたいな日岡が、大上に振り回されながら、いつの間にか自分の信じる正義を貫く覚悟を決めていく――

そして、ラストであの冷静かつ堂々とした態度を見せた瞬間、「ああ、もう彼は以前の日岡じゃないんだな……!」と感じました。

 

そしてラストは、大上がいなくなった後、日岡が彼の意志をどう受け継いでいくのか、そこまで想像させられるような終わり方でしたね。

ゾクゾクするし、映画としても完璧な締め方だったなと感じましたね!

 

こうよう
こうよう

俳優陣が豪華すぎる映画で最高でした!

パン
パン

役所広司にハズレなし!


孤狼ころう』のオススメ度は★3.5です!(満点が★5.0です)

かなり暴力的で過激な描写が多く、R15+指定されているので注意が必要です。

魅力的なキャラクターと役者の演技が噛み合っていて、人間ドラマにも感情移入しやすい印象でした。


こんな人にオススメ

・役所広司の演技が好き

・登場人物のキャラクターが良い映画が見たい

・深い人間ドラマが見たい

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