人生に後悔はつきもの。
でも、その後悔にとらわれすぎてしまうと前に進めなくなることもあります。
そんな悩みを抱えている人にこそ観てほしい映画が、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』です。
本作は南北戦争時代のアメリカを舞台に、夢を追い続ける4姉妹の人生を描いた物語。
特に主人公の次女ジョーの生き方には、人生をどう切り開くかを考えさせられます。
果たして、彼女の選択は正しかったのか?
そして私たちはどう生きるべきなのか?
この記事では、本作の魅力を深掘りしつつ、「なぜこの映画が人生の指針になるのか」を語っていきます。
オススメ度について
このブログでは、映画や書籍のオススメ度を5段階で評価しています。
各評価の基準については、こちらでご確認いただけます。
作品概要

作品名 | ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 |
監 督 | グレタ・ガーウィグ |
主 演 | シアーシャ・ローナン |
公 開 | 2019年 |
ジャンル | ドラマ、ロマンス |
上映時間 | 135分 |
しっかり者の長女メグ、活発で信念を曲げない作家志望の次女ジョー、内気で繊細な三女ベス、人懐っこく頑固な末っ子エイミー。
女性が表現者として成功することが難しい時代に、ジョーは作家として自立することを夢見ています。
幼なじみのローリーからのプロポーズを断る決断をしながらも、自分の信じる道を進もうとする彼女。
その一方で、姉妹たちもそれぞれの人生を選び取っていきます。
4姉妹の成長と葛藤を描いたこの映画は、まさに「人生とは何か?」を問う作品です。
作品から学べる教訓・人生観(感想)

① ジョーへの後悔と決意
ジョーは、夢に向かってひたむきに突き進む姿が魅力的なキャラクターです。
しかし、彼女もまた迷い、後悔しながら生きています。
特にローリーのプロポーズを断った後の葛藤や、成功をつかみかけながらも孤独を感じる姿には、多くの人が共感するのではないでしょうか。
人は誰しも「これでよかったのか?」と自問自答しながら生きています。
でもジョーは、自分を信じ、前に進み続ける。
その姿が、観る者に勇気をくれるのです。

出典:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
②4姉妹から学んだこと
この映画の魅力は、ジョーだけではありません。4姉妹それぞれが異なる人生の選択をし、それぞれの幸せを見つけていくことにあります。
- メグ:家庭を持つ幸せを選んだ彼女は、「夢=仕事だけではない」と教えてくれます。
- ジョー:作家としての道を選ぶ彼女は、「自分らしく生きることの大切さ」を体現しています。
- ベス:病弱ながらも家族を愛し、穏やかに生きた彼女の姿は、「人生の価値は長さではない」と語りかけます。
- エイミー:野心的で現実的な彼女は、「夢を叶えるためにはしたたかさも必要」だと示します。
彼女たちの生き方を通して、「人生に正解はない」ということを改めて感じさせられます。

出典:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
③希望と幸せのかたち
この映画は、女性たちの強さと同時に「幸せの形は一つではない」というメッセージを伝えています。
それぞれの選択に後悔もあれば満足もあり、それが人生なのだと。
この映画を観た後、「自分の人生の選択を肯定しよう」と思えるはずです。

出典:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
なぜこの作品がオススメなのか

①映像美と豪華キャスト
南北戦争時代のアメリカを美しく再現し、そこに豪華キャストが加わった華やかな映像がみどころ。
主演のシアーシャ・ローナンをはじめ、ティモシー・シャラメら実力派俳優の演技も素晴らしいです。
②人生の指針となるメッセージ
まっすぐで単純なストーリーじゃないからこそリアリティがある。
「後悔があってもうまくいかなくても、進み続ければ希望はある」と思わせてくれます。
③男女問わず共感できる普遍的なテーマ
最初は主人公が女性で、物語も女性の目線で進むため「女性向け」と思っていました。
しかし実際は人生の選択や成長に関する普遍的なテーマが描かれていて、共感できる部分が多くありました。
総評・まとめ

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は、単なる文学作品の映画化ではなく、「人生とは何か?」を深く考えさせてくれる作品です。
美しい映像と演技、そして心に刺さるストーリーが融合し、観る者に深い余韻を残します。
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のオススメ度は⭐5、満点です!
誰が見ても楽しめる傑作。
自信を持ってオススメできます!

最初は「女性目線に偏った作品かも?」と感じましたが、見続けると男女関係なく共感できる仕上がりになっていると感じました。

原作とちがうラストのアレンジがすごく秀逸だったね!
こんな人にオススメ

- 人生の選択について考えたことがある人
- 自己成長や哲学的なテーマの作品が好きな人
- 映像美や俳優の演技を楽しみたい人
人生には後悔がつきもの。
でも、それにとらわれず前に進むことができるかどうかが大事。
この映画は、そんな勇気をくれる作品です。
ぜひ、多くの人に観てほしいと思います。
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