☆面白い映画を探している人に向けた記事
アマプラ2024年9月見放題に「パルプ・フィクション」が追加されたので早速視聴しました!
視聴するか迷っている人や、次に観る映画を探している人はこの記事を参考にしてください。
作品概要
パルプ・フィクションは1994年の映画です。クエンティン・タランティーノ監督作としては2作目となっています。本作は映画ファンや評論家の評価も高く、アカデミー賞をはじめとするさまざまな賞にノミネート/受賞をしています。
数多くの有名俳優が出演しているのも本作の魅力です。キャストにはジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン、ブルース・ウィリス、ティム・ロスなど有名俳優が名を連ねています。またタランティーノ自身もサミュエル・L・ジャクソン演じるジュールズの友人役で出演しています。
本作は、公開当時には珍しい斬新な手法で作成された映画として、映画業界に大きな影響を与えました。またジョン・トラボルタとユマ・サーマンのダンスシーンも有名ですね!
ちなみに、オープニングでタイトルの”パルプ”の意味について解説があります。
○パルプ
1.柔らかく湿った形状のない物体
2.質の悪い紙に印刷された扇情的な内容の出版物
これがどういった意味を持つのかは、視聴すれば分かるはずです。
感想
俳優の名演
序盤は特に、よく分からない場面が多い感じでしたが、登場人物の魅力と何か起こりそうな雰囲気で終始飽きずに視聴できました。
全体の流れは分からないけど勢いがすごくてとりあえず見入っちゃう感じですね。
それはやはり俳優陣の名演あってのことだと思います。
メインキャストの、ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ブルーズ・ウィリスの演技は特に良かったですね!
ジョン・トラボルタの演じるヴィンセントは殺し屋で短気な性格ですが、ちょっととぼけた感じがあってただカッコイイだけではなく、個性的で面白かったですね。
予想に反して(見た目と違って)可愛げのあるキャラクターでしたよ。
ヴィンセントの相棒のジュールズをサミュエル・L・ジャクソンが演じています。
ずっと何かにいら立っていて怒っているヤバそうな奴です。
怒涛の勢いで怒鳴り散らかします。
ラストで彼の考えが垣間見える場面があるのですが、まともなことを言っているようでそうじゃないような…
どこかズレているような変わった人物です。
ブルース・ウィリスが演じたのはボクサーのブッチです。
基本カッコイイ感じですが、彼もヤバい奴で、形見の時計の話とかギャグかと思ったらマジだったり、ギャング相手にも動じなかったり…
彼もやっぱりどこかズレているような、変わった人物です。
ほかにもギャングのボスやその妻など、登場するのは個性的で面白い人物ばかりです。人物設定が面白いのはもちろんですが、俳優の演技も登場人物の魅力を引き出す一因になっているように感じました!
公開当時は珍しかった手法
本作は公開当時としては珍しい手法で作られています。
どういった手法かは明言しませんが、それによって物語が複雑になっているような印象を感じました。
正直、この手法が取られていなければシナリオ自体はそこまで面白いものとは言えない(悪く言えばくだらない)、とも思いました。
これはオープニングで”パルプ”についての解説があるあたり、わざとそうしてあるみたいですね。
私(こうよう)はこの手法について分かったうえで視聴したので、この難解さは面白く、だんだん物語が繋がっていく感じが気持ちよくて、楽しんで視聴できました。
しかし、もし知らなかったらちょっと付いていけていたかどうかは微妙です。
途中で見るのを止めるレベルではありませんが、もう1回(ダイジェストでもいいので)見返すか、解説サイトなどを見て再確認する必要はあったと思います。
私(こうよう)は映画は基本ネタバレなしで、予告すら見ない派なのですが、本作に関して言えば、ある程度知っていて正解でしたね。
例のダンス
以前から知っていて、こうよう的注目ポイントのひとつだった”例のダンス”、あの何とも言えない表情と空気感、前後のストーリーとキャラクターを知り、やっと意味が分かりすっきりしました。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、
そりゃまともな感覚であのダンスはできないし、あんな表情であんなダンスになってあんな空気にもそりゃなるよ…
といった感じです。
本作は物語全体に、ブラックジョークやシュールギャグが散りばめられていて、その一つが”例のダンス”であり、また単なるギャグ描写としてではなく、意外にもそれに至った経緯がちゃんとしてて驚きましたね。
総評
(最後まで観ないと理解できない作りなので)終盤までよく分からないシナリオですが、個人的にはだんだん繋がっていく感じが楽しくて、それは好みでした。
本作は会話劇といってもよいぐらい会話のシーンが多い(長い)作品です。
その中で、怒鳴りあったりするシーンが多いのはつらかったです。
掛け合いを面白おかしく”ジョークとして”描いているのかもしれませんが、大声で同時に話されるとストレスを感じるので私(こうよう)は苦手です。
また暴力的なシーンも結構あるのでそれも併せて、苦手な人は注意してください。
まとめとオススメ度
俳優の演技と登場人物の面白さがこうよう的よかったポイントです。
逆に、過激な描写(大声や暴力)が多かった点はマイナスです。
特に怒鳴りあうシーンはかなりストレスでした。
公開当時評価された手法に関しては、映画の面白さをグッと引き出している感じでとても楽しめました。
ただし、古い作品なので、もちろん真新しさはないですし、かなり高い評価の映画なので、その期待値以上のものがあったかと言われると…残念ながらそこまでではありませんでした。
良かった部分と悪かった部分がはっきりしている映画でしたね!
「パルプ・フィクション」のオススメ度は★2.5です!(満点が★5.0です)
2024年の今、大衆ウケするとは思えません。
しかし観て損するようなことはもちろんありませんし、いろいろな映画に興味を持ち始めた人なんかにはぜひ一度観てもらいたいです。
名作映画だから観たことない人は1度くらいは観てもいいかもね!
こんな人にオススメ
・会話劇が好き
・面白い手法の映画を観たい
・いろいろな映画に興味が出てきた
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