ジャッキー・チェン主演映画【プロジェクトA】ネタバレなし感想

外国映画

☆本物のアクションを見たい人に!

 息つく間もないほどのアクションが、観る者を一瞬たりとも飽きさせない。
プロジェクトA』は、ジャッキー・チェンの魅力が詰まった、アクション映画の金字塔です
ハラハラドキドキのアクション、息を飲むような格闘シーン、そして笑いを誘うユーモアまであって見応えたっぷり。
CGがない時代の”本物の迫力”とその挑戦は、今なお色あせることのない感動を与えてくれます。

 今回は「プロジェクトA」をの感想記事です。
視聴するか迷っている人や、次に観る映画を探している人はこの記事を参考にしてください。

作品概要

 プロジェクトAは1983年の香港映画で翌1984年には日本でも公開されました。

 舞台はイギリス統治下の香港で、海賊の被害に悩ませれています。
しかしそれでもジャッキー・チェン演じるドラゴン(マー隊長)たち沿岸警備隊は海賊を捕まえられず、評価も下がり続けています。
なんとしても海賊を捕まえたい沿岸警備隊は起死回生の作戦「プロジェクトA」を始動させます。

上映時間は1時間45分です。


感想とみどころ

 ずっとアクション、息つく間もないアクションの連続で、見ていてちょっと疲れました。
でも、アクションの中にコメディがうまく取り入れられていたことで飽きずに見続ける事ができました。

スタント

 ジャッキー・チェンの映画ではスタントが大きな魅力ですが、『プロジェクトA』でもその技術と身体能力が存分に発揮されていて、そういった実際に危険を伴うアクションをこなす姿は、見る者を圧倒します。

 『プロジェクトA』もそうですが、ジャッキーの映画では、スタントマンをほとんど使わず、本人が直接危険なスタントを行うことで有名です。
そのため、ジャッキー・チェンをはじめとする俳優たちは、実際に危険なアクションシーンを演じる際にけがをすることも珍しくなかったそうです。

 ジャッキー演じるドラゴンが時計塔から落下するシーンでは、何度も撮り直しが行われ、撮影中に背中や首をけがしたらしいです……。
このシーンは命綱なしで撮影されていて、めちゃくちゃ痛そうにしてたのが印象的ですが、実際にめちゃくちゃ痛かったんですね……!。

Jackie Chan (Director). (1983). Project A [Film]. Golden Harvest.

 アクションの中にコメディがうまく取り入れられていているのもジャッキーの映画の特徴ですよね。
緊張感のあるシーンでも笑いを引き出すことで、緩急があって見ていて飽きません。

 ジャッキー演じるドラゴンたち沿岸警備隊ととユン・ピョウ演じるジャガーたちが警察隊が対峙する場面では、激しい格闘シーンの中にコメディ要素がたくさんあって、ジャッキー映画らしさがある良いシーンでした。
このシーンに限らずどの場面でも、カメラワークや演出も計算されているようで、アクションの迫力が増しているように感じましたね。

Jackie Chan (Director). (1983). Project A [Film]. Golden Harvest.

 中盤でパールという女性と一緒に繰り広げる逃走シーンがあるのですが、パールが視聴者の気持ちを代弁するように「普通それは無理だって!」といったことを言いまくるのが面白かったですね!

キャラクターの個性

 ジャッキー・チェン演じるドラゴン(マー隊長)はもちろん、サモ・ハン・キンポーやユン・ピョウらが演じるキャラクターもそれぞれ魅力的です。
アクションシーン以外でも彼らとの軽妙なやり取りが、観る者を引き込むポイントになっているように感じました。

 そしてもちろん、サモ・ハン・キンポーとユン・ピョウもすごくいいアクションをこなしています。
サモ・ハン・キンポーはフェイという泥棒の役で、ユン・ピョウはジャガーという警部を演じています。
二人とも、ドラゴンに負けず劣らずの戦闘力を持っていています。
それでいてお互いを認め合っているところがあって、彼らが共闘するシーンは熱くなるものがありました。

Jackie Chan (Director). (1983). Project A [Film]. Golden Harvest.

 それぞれのスタイルを活かした、ハイレベルの格闘シーンは、本当に目が離せません。
彼らの演技とスタントのレベルの高さには目を見張るものがありましたね!


あとがき的なものとオススメ度

 本作はテーマ曲が有名な作品ですよね。
曲名は「東方的威風」で、ジャッキーが歌っています。
テレビのバラエティ番組などで曲が使用されることも多く、映画は見たことがない人でも曲だけは知っている、なんて人もいるかもしれませんね。

 そんな有名な曲が使われいる本作ですが、音楽がシーンにぴったりとマッチしており、アクションやコメディのシーンに感情を加速させる役割を果たしています。

 曲は知っているけど見たことはないという人はぜひ実際に映画を見てみてください。
曲から連想されるとおりの素晴らしい映画ですよ。

こうよう
こうよう

リアリティがあって、痛そう!って終始思って見てました。

パン
パン

本当に痛いんだと思うよ。

 プロジェクトA」のオススメ度は★4.0です!(満点が★5.0です)
 難しくないので、気楽に見れる作品です。
ストーリーは分かりやすくアクションシーンが多いうえ笑えるシーンも多いので、キッズにもオススメです。

こんな人にオススメ

・アクション映画が好き

・リアルなアクションが見たい

・気楽に映画を楽しみたい

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