☆新時代のエンジェルたちの物語
2019年版『チャーリーズ・エンジェル』は、時代の変化に応じて生まれ変わったエンジェルたちを描いています。
かつての華やかな戦いのスタイルから、現代のリアルでダイナミックなアクションへと進化し、私たちに新しいヒーロー像を提示してくれます。
またエンジェルたちは見せてくれるのはアクションだけでなく、その信頼関係や成長など、それがどのように物語を動かすのか見逃せないものになっています。
作品概要
『チャーリーズ・エンジェル』は2019年の映画です。
本作は、1976年から1981年に放送されていた同名テレビシリーズの映画版で、2000年と2003年の映画の続編になります。
ちなみに、続編ですが前作とはまったく繋がりがなく、エンジェルたちを含めたキャストは一新されています。
国際機密企業チャーリー・タウンゼント社で特殊訓練を受けたエリート女性エージェント組織、通称“チャーリーズ・エンジェル”のサビーナ、ジェーンのもとに、巨大テクノロジー企業に勤める天才プログラマーのエレーナから「新開発のエネルギー源”カリスト”を会社が軍事利用しようとしている」という情報がもたらされる。
それを阻止すべく3人は命を懸けた戦いに挑む。新生チャーリーズ・エンジェルが特技と才能を生かし、直面する危機に立ち向かう、スタイリッシュ・スパイアクションー。
チャーリーズ・エンジェル|ソニー・ピクチャーズ公式 ストーリー より引用
上映時間は1時間53分です。
感想とみどころ
2019年版の『チャーリーズ・エンジェル』は、以前の映画版(2000年、2003年)とは雰囲気がかなり違いました。
コメディ要素が強かった前作、前々作に比べて、少しシリアスで現代的なトーンが目立つ印象があります。
タウンゼント機関が国際的なスケールで描かれたり、エンジェルが複数のチームに分かれている設定もあって新鮮でしたね。
エンジェルたちの魅力
コスプレ要素が少なかったり、現実的なトーンにシフトしていた点は、前作までのファンからすると少し寂しさを感じる部分かもしれません。
前作まで(2000年版、2003年版)は派手な衣装や変装、ポップで遊び心のある演出が特徴的で、それが「チャーリーズ・エンジェル」らしい楽しさを引き立てていましたから。

Elizabeth Banks (Director). (2019).Charlie’s Angels [Film].Columbia Pictures Industries, Inc.
2019年版では、よりリアリティを重視したスパイアクションやキャラクターの成長が描かれている一方で、前作のようなユーモアや華やかさは控えめだったので、前作のファンには物足りなく感じるかもしれません。
ドキドキ感は増幅
しかし現実的な演出が、スパイ映画ならではのハラハラドキドキ感を増幅させているとも感じました。
2019年版の『チャーリーズ・エンジェル』は、派手なアクションだけでなく、潜入捜査や作戦遂行の緊張感がありましたね。

Elizabeth Banks (Director). (2019).Charlie’s Angels [Film].Columbia Pictures Industries, Inc.
エラ・バリンスカ演じるジェーン(写真手前)のクールでプロフェッショナルな戦闘シーンも良かったですが、ナオミ・スコット演じるエレーナ(写真奥)の「普通の人が巻き込まれる」感、そしてクリステン・スチュワートが演じるサビーナ(写真真ん中)の軽快な性格が、緊張の中に少しの息抜きをもたらしてくれたのも良かったです。
自然なイメチェン
コスプレ感は控えめでも、エンジェルたちの衣装やメイクが頻繁に変わるのは、見ていて楽しかったですね!
それぞれのキャラクターに合わせたスタイリッシュなファッションや変装が、シーンごとに新鮮な魅力を引き出していて、美しさの多様性を堪能できる作りになっていました。
ザビーナの個性的で大胆なスタイルや、エレーナのエレガントさ、レベッカのクールな雰囲気など、それぞれが異なる魅力を持っていて、視覚的にも飽きさせない工夫がされているように感じました。
また、変装や衣装替えがストーリーの中で自然に取り入れられていたのも、スパイ映画らしくて楽しいポイントでしたね。

Elizabeth Banks (Director). (2019).Charlie’s Angels [Film].Columbia Pictures Industries, Inc.
メイクと髪型
やっぱりエンジェルたちの髪型がシーンごとに変わり、そのたびに印象がガラッと変わるのは面白いですね。
メイクや髪型でキャラクターの雰囲気が大きく変わるのは、女性ならではの魅力を最大限に引き出しているポイントだと思います。
これもまた、映画の中で視覚的に楽しめる要素の一つですね。

Elizabeth Banks (Director). (2019).Charlie’s Angels [Film].Columbia Pictures Industries, Inc.
私的にはザビーナ(写真左)の変化が印象的で、彼女の短めの髪型は、スタイリッシュでエッジの効いた個性を際立たせていて、一つ一つの場面で違う魅力を見せていました。
もちろんほかの二人も印象的で、エレーナ(写真右)は柔らかくフェミニンなスタイルが多く、ジェーン(写真中央)の洗練されたシンプルな髪型は彼女のクールさを強調していて、三人それぞれの個性が髪型でも表現されていましたね。
レベッカ・ボスレーの魅力
元エンジェルのレベッカ・ボスレーがとても魅力的でした。
世代が近いこともあって、より共感しやすく、「できる女感」が強く伝わってくるような格好良さや頼もしさに引き込まれたように感じます。

Elizabeth Banks (Director). (2019).Charlie’s Angels [Film].Columbia Pictures Industries, Inc.
エリザベス・バンクスが演じるレベッカ・ボスレーは、現場での経験を活かしてエンジェルたちを導くだけでなく、自らもアクションに加わる場面があったりして、まさに「できる女性」を象徴するような存在でした。
レベッカの落ち着きや知的な雰囲気がストーリーを引き締める役割を果たし、若いエンジェルたちとはまた違う魅力を放っていたと感じました。
器の大きさ
レベッカ・ボスレーの器の大きさも印象に残りました。
(ネタバレになるので明言はしませんが)とある演出があって、一瞬「もしかして…?」と思わせながらも、彼女自身は全く気にせず、むしろエンジェルたちの未熟さや若さを微笑ましく感じているような態度は、本当に余裕があって素敵でしたね。
疑いの目を向けられても冷静に対応する姿や、エンジェルたちが間違いを乗り越え成長していくのを温かく見守る姿勢は、ただの「頼れるリーダー」としてだけではなく、人生経験や知恵を持つ「導き手」としての魅力を感じさせます。

Elizabeth Banks (Director). (2019).Charlie’s Angels [Film].Columbia Pictures Industries, Inc.
そしてレベッカ・ボスレーがエンジェルたちを信頼している姿はとてもかっこよかったですね。
エンジェルたちが成長する過程を見守りながらも、彼女が必要な時にしっかりとサポートし、信頼して任せるところが印象的でした。
レベッカが「エンジェルたちならできる」と信じているからこそ、彼女たちも自信を持ち、最終的に成し遂げることができる――
その信頼の深さが、彼女のかっこよさを引き立てていましたね。
監督・脚本も務める
レベッカ・ボスレーを演じるエリザベス・バンクスは2019年版『チャーリーズ・エンジェル』で監督と脚本も務めています。
まさに「できる女性」ですね!
エリザベス・バンクスがレベッカ・ボスレーを演じるだけでなく、映画全体を作り上げる立場にも立っているという事実は、まさに彼女の多才さとプロフェッショナリズムを物語っていますから。
監督として、エリザベス・バンクスは女性キャラクターたちをただのアクションヒーローとして描くだけでなく、それぞれの成長と絆、そして内面的な部分にも焦点を当てていました。
彼女自身が女性の力強さやチームワークの重要性を感じているからこそ、エンジェルたちの関係性に深みが生まれ、観る者に響くストーリーが展開されたのでしょう。

Elizabeth Banks (Director). (2019).Charlie’s Angels [Film].Columbia Pictures Industries, Inc.
あとがき的なものとオススメ度
2019年版『チャーリーズ・エンジェル』に登場するエンジェルたちは、前作までのような完璧なチームワークや深い絆がすでにできているわけではなく、本作では「これからその絆を深めていく」過程が描かれています。
エンジェルたちが最初はバラバラで、まだ信頼関係やチームワークが完全ではないというところからスタートし、ストーリーが進むにつれだんだんとお互いを信じ合い、助け合って成長していく姿には感動を覚えます。

Elizabeth Banks (Director). (2019).Charlie’s Angels [Film].Columbia Pictures Industries, Inc.
最初はお互いに不安や疑念を抱いている部分があった彼女たちが協力して奮闘し、信頼し合うようになっていく過程はとてもエモーショナルです。
本作のエンジェルたちがどのようにして一つのチームとして力を合わせるようになったのか、その成長過程も見どころのひとつです。

前作とは違った雰囲気ですがこれはこれでアリですね。

まさに現代版って感じだね。
2019年度版『チャーリーズ・エンジェル』のオススメ度は★3.0です!(満点が★5.0です)
分かりやすい内容で、アクション映画が好きな人にオススメです。
前作までとは作風が違うので、続編モノですが、あくまで別作品と考えたほうが楽しめる気がします。
こんな人にオススメ
・気軽に映画が見たい
・個性的なキャラクターが活躍する映画が見たい
・アクション映画が好き
コメント