☆面白い本を探している人に向けた記事
毎日腕時計を着けています。
朝起きてすぐ着けて、夜風呂に入るときに外します。
仕事の日はもちろん着けていますが、休みの日も変わらず朝から夜まで着けています。。
今どき腕時計を着けている人は、腕時計が好きで着けている人が多いらしいです。
たしかに、携帯電話やスマートフォンの流通により、腕時計は実用品から嗜好品になっていると思います。
私(こうよう)も、腕時計に魅力を感じるタイプの人間です。
しかし機械式腕時計は持っていませんし、腕時計の知識はまったくありません。
機械式腕時計の何が人を惹きつけるのか……「腕時計のこだわり」を読めばおそらく分かります。
今回は、機械式時計の基礎を知りたいと思い、並木浩一(著)腕時計のこだわりを読んで感想を書きました。
本書を読むか迷っている人や、次に読む本を探している人はこの記事を参考にしてください。
作品概要
「腕時計のこだわり」は2011年11月15日に発行された書籍です。
本書は『機械式高級腕時計』の魅力について綴られています。
デジタル時計やスマートウォッチについては、まったく触れられていません。
本書では、日本と世界の機械式時計ブランドの紹介から、時計のデザインやムーブメント、時計の買い方やメンテナンスまで網羅されています。
感想
機械式腕時計の基本を知ることにより、なぜ機械式腕時計は高いのか、腕時計好きの人がなぜ機械式腕時計に惹かれるのかが分かりました。
初心者向けに言葉を選んで書かれている感じですが、それでも用語が難しく、内容の1割も理解できたかあやしいですね。
それでも雰囲気は伝わったというか、腕時計好きな人の気持ちを垣間見ることができた感じです。
腕時計好きの人(腕時計マニアの人)に、腕時計のこと聞いたらこうなるよなーって感じの文章が最初から最後まで続きます。
とにかく、著者は腕時計好きで、みんなにその魅力を伝えたい、という熱意はすごく感じました!
機械式腕時計の魅力
機械式腕時計には、機械式腕時計にしかない魅力に溢れています。
現代では腕時計がなくとも、スマートフォンで時刻を確認することはできます。
腕時計を着けている人の多くは、仕事柄正確な時刻を知る必要があり、電波時計を着けているというイメージがあります。
また最近では時計機能以外を目的に、多機能なスマートウォッチを付けている人もいるでしょう。
しかし機械式腕時計は時刻を確認できる以外で、デジタル式腕時計やスマートウォッチにはない、さまざまな魅力があると思います。
余裕とデザイン
機械式腕時計の魅力はファッション性と余裕の表れにあると思います。
腕時計をしなくても、生活に支障がでませんからね。
現代においては、腕時計はファッションアイテムとして重要視されていると感じます。
ビジネスやプライベートなどでは、その場面場面にあわせた時計を選択するセンスが求められます。
スーツに合わせて腕時計がバシッとキマっている人はとてもカッコイイですよね。
また、特に必須でないようなものを着けているというのは、精神的にも経済的にも余裕があるように見え、その人の魅力を引き出してくれているように思えます。
機械式腕時計を着けているだけで、余裕とセンスが溢れて出てくるように思います。
一生もの
機械式腕時計値段は高いですが『一生もの』といわれています。
良いものは高いが長く使える、というのが機械式腕時計にも当てはまるんですね。
機械式腕時計はよほどのことがない限り、分解洗浄と部品交換で修理できるそうです。
基本的に長期使用を前提にしていますし、メーカーによってはそれを公言しています。
長く使えることは、とても安心感がありますし、それに値段が高くても長く使えるならば、納得して買えますね。
そしてなにより、自分が好きなものを一生使い続けられるというのはとても魅力的なことに思えます!
楽しみ
腕時計なので、着けてファッションとして楽しむことはもちろんですが、機械式腕時計の楽しみ方はほかにもあります。
そのひとつに”機械式腕時計を知る”ということです。
デザインはもちろん、複雑な機構により構成されたムーブメント、各ブランドの歴史を知ることも、とても面白いと思います。
現在機械式腕時計のブランドは100以上ありますし、そのブランドごとにたくさんの時計の種類があります。
それらを知れば知るほど機械式腕時計の魅力にハマっていくような気がしますね。
あとがき的なものとオススメ度
「着ける・見る・知る」を合わせたすべてが機械式腕時計の魅力です。
そしてその魅力は、クラシックカーや内燃機のスポーツカーに似ているな(というかほぼ同じだ)と感じましたね。
所有自体がセンスと余裕の表れであることや、メンテナンス次第で一生ものになること、そしてなにより、機械としてロマンを感じるところなんかは、まったく同じですよね!
(クルマの場合は「乗る・見る・知る」ですね)
……余談ですが、私(こうよう)の高級機械式腕時計とは無縁の、腕時計遍歴を紹介させていただきます。
腕時計を毎日着け始めたのは高校入学からで、アナログのベーシックな腕時計を着けていました。
その時計は約8年間使用しました。
その後、初めて自分で買った時計は、G-SHOCKのMT-Gです。アナログ盤面の電波ソーラータイプで、ワンタッチで付け外しができるバックルが条件で選んだ記憶があります。
さすがG-SHOCKというだけあってかなり頑丈で、10年以上使用しました。
そして現在は……F-91Wという、いわゆる”チプカシ”ってやつを着けています。
安いのでとりあえず買ってみるか…で買ったらハマりました。
チプカシの魅力は、「安い・軽い・カワイイ」です。
私(こうよう)の性格と人間性にぴったりのアイテムだと感じ、お気に入りです。
もし今、腕時計を買うとしても同じF-91を選ぶような気がします。
(色違いのF-91のゴールドも可愛くて気になってる!)
読み終わって思ったのは、機械式の腕時計は私(こうよう)には”まだ早い”ということです。
これからいろいろなことを学んで、知っ、いつかは一生モノの1本を選びたいですね!
難しい内容でしたが、知れば知るほど楽しめる世界だということが分かりました!
いつかは高級機械式腕時計の似合う人間になれるといいね!
「腕時計のこだわり」のオススメ度は★2.0です!(満点が★5.0です)
機械式腕時計に興味が出てきた人に向けられた本です。用語が難しく読みやすいとは言えません。
機械式腕時計について勉強したいと思い、初めに読む本としてはとてもオススメです。
今、機械式腕時計を買う気がなくても、機械式腕時計というニッチな世界を知りたい人は読んでみてもいいかもしれません。
こんな人にオススメ
・機械式腕時計に興味がある
・広い視野を持ちたい
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