「恋愛なんて自分には関係ない」と思っている人ほど、この本を読んでみてほしい。
なぜなら、『運命の恋をかなえるスタンダール』は単なる恋愛指南書ではなく、人生そのものを豊かにするヒントが詰まっているからです。
本書は、恋愛経験が少なく自信が持てない主人公・聡子が、フランスの文豪スタンダールから恋愛の極意を学びながら成長していく物語です。
しかし、ここで語られる教えは、恋愛に限らず仕事や人間関係にも通じる普遍的なものばかり。
恋愛に悩む人はもちろん、「もっと魅力的な自分になりたい」「人間関係を良くしたい」と考えるすべての人にとって有益な一冊となります。
オススメ度について
このブログでは、映画や書籍のオススメ度を5段階で評価しています。
各評価の基準については、こちらでご確認いただけます。
作品概要

作品名 | 運命の恋をかなえるスタンダール |
著 者 | 水野敬也 |
ジャンル | 自己啓発小説 |
発行日 | 2017年8月11日 |
ページ数 | 314ページ |
図書館司書の万平聡子は、幼い頃に父が起こした遺跡ねつ造事件の影響で、自分の素性を隠しながら生きてきた。
そのため人付き合いが苦手で、30代を超えても恋愛に踏み出せずにいる。
そんな彼女の前に突然、本の中からフランスの文豪・スタンダールを名乗る初老の男性が現れる。
彼は聡子に恋愛指南を始め、「結晶作用」や「悪女の振る舞い」といったスタンダールの恋愛論を授けるのだった。
果たして、聡子は運命の恋を叶えることができるのか?
そして、彼女が学ぶ恋愛論は、どのように人生を変えていくのか?
作品から学べる教訓・人生観(感想)

①本に対する思いの変化
聡子は元々、本の世界に没頭することで現実を忘れるタイプの人間でした。
しかし、スタンダールの「文学は現実逃避の場所ではない!」という言葉によって、その考えを改めます。
本の世界に閉じこもるのではなく、本で得た知識や感動を現実で活かすことの大切さに気づいたのです。
これは、本好きな人ほど心に響くメッセージのはず。
本はとても素晴らしいものですが、それをどう活かすかは自分次第なのです。
②「モテる」とは何か?
本書では、「恋をすることは相手に『結晶作用』を起こすこと」だと説いています。
結晶作用とは、相手の魅力を過剰に美化してしまう現象のこと。
つまり、相手の心の中に自分を特別な存在として刻み込むことが、恋愛を成功させるカギとなるのです。
そのためには、自分自身の魅力を磨くことが不可欠です。
そして、この教えは恋愛だけでなく、人間関係全般に通じます。
「相手の良いところを見つけて言葉にすることで、信頼関係が築かれる」というスタンダールの教えは、仕事でも友人関係でも大いに役立つはずです。
なぜこの作品がオススメなのか

自己肯定感を高めるヒントが満載
巻末には「聡子メモ」として、スタンダールの教えと彼女の学びがまとめられています。
特に印象的だったのは、「明日までに、君の外見で魅力のある個所を『100個』見つけてきなさい」という課題。
聡子はこの課題を通じて、「どんなパーツも、ハリウッド女優にたとえることで誉め言葉に変わる」と発見します。
例えば、
- 「この髪の色、スカーレット・ヨハンソンみたい!」
- 「この唇、アンジェリーナ・ジョリーっぽくない?」
こうして自分を肯定することで、自然と自信がついていきます。
これは男性にも応用できます。
- 「ジェイソン・ステイサムのようなワイルドな頭!」
- 「ウィル・スミスのようなセクシーな唇!」
自己肯定感が上がれば、自然と人間関係や恋愛にもポジティブな変化が生まれるのです。
総評・まとめ

『運命の恋をかなえるスタンダール』は、恋愛小説でありながら、自己成長を促す一冊でもあります。
スタンダールの恋愛論を通じて、「結晶作用」や「悪女の振る舞い」など、実践的なテクニックを学ぶことができるのです。
しかし、最も大切なのは「自分を磨くことで、人生そのものが豊かになる」というメッセージです。
恋愛に興味がない人でも、人間関係や仕事に活かせる教訓が多いため、一読の価値は十分にあると感じました。
『運命の恋をかなえるスタンダール』のオススメ度は⭐3です!
特に強いクセはなく、気軽に楽しめる良作。
ただし、人によっては物足りなく感じることも。

恋愛に悩む女性にとっては星5つという感じですが、万人ウケを考えて評価は少し控えめにしました。

とは言いつつも、自己肯定感を高めたい人や、人間関係を良くしたい人にとっても十分に価値のある一冊だね。
こんな人にオススメ

- 自己肯定感を高めたい人
- 人間関係を改善したい人
- 恋愛に限らず成長したいと考えている人
- 『夢をかなえるゾウ』が好きな人
『運命の恋をかなえるスタンダール』は、恋愛に悩む人だけでなく、「もっと魅力的な自分になりたい」と願うすべての人にオススメしたい一冊だ。
コメント