もし、ある日突然、自分が大きなレッサーパンダになってしまったら?
この映画の主人公・メイは、ごく普通の13歳の女の子。
家族の期待に応えたい気持ちと、自分のやりたいことの間で揺れ動く年頃です。
そんな彼女がある日、感情が高ぶると巨大なレッサーパンダに変身してしまうようになったことで、人生が大きく変わっていきます。
『私ときどきレッサーパンダ』は、自分の中にある「抑えきれない気持ち」と向き合い、それを受け入れる物語。
親子の絆や自己受容、思春期の葛藤が色鮮やかに描かれたピクサー作品です。
観終わったあと、自分の中の「レッサーパンダ」を少しだけ好きになれる、そんな映画です。
オススメ度について
このブログでは、映画や書籍のオススメ度を5段階で評価しています。
各評価の基準については、こちらでご確認いただけます。

作品概要

作品名 (原題) | 私ときどきレッサーパンダ (Turning Red) |
監 督 | ドミー・シー |
公 開 | 2022年 |
ジャンル | アニメ (ファンタジー、コメディ) |
上映時間 | 101分 |
舞台は2002年のカナダ・トロント。
13歳の少女メイは、成績優秀で親の期待に応えようと頑張るまじめな女の子。
両親の期待に応えたいけど、普通の女の子で、やりたいことをやりたいと思う、両方の気持ちに悩むメイは、ある朝、目が覚めると大きなレッサーパンダに変身してしまいます。
突然レッサーパンダになってしまったメイはパニックになりますが、それにはある秘密があったのです……。
作品から学べる教訓・人生観(感想)

『私ときどきレッサーパンダ』が伝えてくれるメッセージは、「自分の内側にある“レッサーパンダ”を受け入れることの大切さ」です。

①親の期待と自分の気持ちの間で
メイの母・ミンは、娘に厳しく、時には過干渉にすら思える存在です。
しかし、それは「娘を愛しているからこそ」。
一方でメイは、そんな母の期待に応えたいけれど、自分の好きなことや友達との時間も大切にしたいと葛藤します。
これは、多くの人が経験する「親の期待 vs. 自分の気持ち」というテーマ。
映画では、この対立をメイ自身がどう受け入れ、成長していくのかが描かれています。

②「抑えきれない感情」を受け入れる
思春期には、自分でもどうしようもない感情があふれてしまうことがあります。
それは怒りや悲しみ、あるいは好きなものへの熱狂。
メイの「レッサーパンダ」は、まさにそうした感情のメタファー(象徴)です。
映画の中で、ミンもまたかつて自分の「レッサーパンダ」を抑え込んできたことが明かされます。
しかしメイは、自分の感情を押し殺すのではなく、それと共存する道を選びます。
「感情を抑えつけるのではなく、それを受け入れ、コントロールする」
これこそが、映画が教えてくれる重要なメッセージなのです。

なぜこの作品がオススメなのか

①ビジュアルがとにかく可愛い!
レッサーパンダに変身したメイのもふもふ感が最高!
動きもキュートで、見ているだけで癒やされます。

②90年代〜2000年代初頭の懐かしい雰囲気
舞台は2002年のトロント。
友達とカセットテープで音楽を交換したり、アイドルグループに熱狂したりと、当時のティーン文化が細かく描かれています。

③親子で観ても楽しめるストーリー
大人が見れば「親の視点」、子どもが見れば「メイの視点」で楽しめる二重構造になっています。

総評・まとめ

『私ときどきレッサーパンダ』は、思春期の葛藤をリアルに描きながら、自己受容の大切さを伝える作品です。
ピクサー作品の中でも特に「個人的な物語」ですが、だからこそ共感できる部分が多く、観る人それぞれの人生と重ね合わせることができるはずです。
『私ときどきレッサーパンダ』のオススメ度は⭐4です!
完成度が高く、このジャンルが好きならより楽しめる作品。

『私ときどきレッサーパンダ』は、自分の中の「レッサーパンダ(抑えきれない感情や本当の自分)」をどう受け入れるかを教えてくれる映画です。

観終わったあと、きっと自分のことを少しだけ好きになれるはず。
ぜひ、大切な人と一緒に観てみてほしい!
こんな人にオススメ

- 思春期の子どもを持つ親御さん
- かつて「親の期待」に悩んだことがある人
- もふもふした可愛いキャラクターが好きな人
- 90年代〜2000年代のティーン文化が懐かしい人
- ピクサー作品が好きな人
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