☆面白い本を探している人に向けた記事
平出和也(著)What’s Next? 終わりなき未踏への挑戦を読みました。
本書を読むか迷っている人や、次に読む本を探している人はこの記事を参考にしてください。
作品概要
What’s Next? 終わりなき未踏への挑戦は、アルパインクライマー/山岳カメラマンの平出和也氏の自叙伝です。
平出氏は”未知への探求”を追求し続け、さまざまな山において未踏ルートの登山に挑戦しているほか、山岳カメラマンとしても活躍しています。
その功績は登山界でも認められていて、ピオレドール賞というその年に活躍した優秀な登山家に贈られる賞を3度も受賞しているほどです。
本作「What’s Next? 終わりなき未踏への挑戦」はその平出氏の子供時代から、大学時代、アルパインクライマー/山岳カメラマンとして活躍するまでの出来事が書かれています。
そして本書を紹介するにあたり、あとがきより一文を引用させていただきます。
映像と文字。この二つが融合した本書から、<平出和也の山>を汲み取っていただければ幸いです。
平出和也(著)What’s Next? 終わりなき未踏への挑戦 あとがきより
感想
本なのに動画
平出氏はアルパインクライマー/山岳カメラマンで、文章のプロではありません。
山と山の撮影のプロです。
本書は平出氏の文章を補完するように山や山に登る平出氏とその仲間、ルートの画像がたくさん載っています。
それに加えて動画(のリンク)も掲載されています。
私(こうよう)はスマートフォンを使って読んだのですが、リンクのQRコードをタップするだけでその場面を補完する動画が再生されるのは驚きで新鮮味がありました。
登山の記録動画は、さすがプロなだけあって迫力のある映像で、凄さと感動を覚えました。
登山用語が難しい
登山用語が多く、分からない用語があるたびに、いちいち調べながら読むのでどうしても読むテンポが悪くなってしまいました。
登山をされている人や登山に詳しい人ならば問題ないと思いますが、まったくの素人である私(こうよう)にはちょっと厳しめでした。
登山素人の人が読む場合、そこは注意ポイントですね。
用語によっては、書籍内で解説されている場合もあるのですが、基本的には読者が分かっていることを前提に書かれています。
電子書籍で読んだので文字をタップするだけで意味は表示されるのですが、それでもわからない用語や読めない漢字の数が多く、大変でした。
しかし、すべてを詳しく、誰でもわかるような文章で書くと、テンポが悪くなるし、経験者にとっては読みづらい文になってしまうでしょうから、これがベストなのかもしれません(分からなければ調べればいいだけなので!)。
神秘的で恐ろしい山々を表現する文章
平出氏のことを文章のプロではなく、山と山の撮影のプロと書きましたが、その文章も詩的でグッとくる表現がたくさんありました。
山に向き合う姿勢や山や登山に対する思いを込めた文章は、詩的な表現とリアルな表現が入り交じっています。
神秘的で魅力的だけど、それと同時にとても厳しくて恐ろしい山々の魅力を見事に表した文章だと感じました。
あとがき的なものとオススメ度
平出氏が山を通じて感じたことやその経験を書かれた本書は、登山をしたことがない私(こうよう)にとっても、とても興味深くて面白く感じました。
今後の平出氏の活躍に期待したいと思っていたのですが、2024年の7月27日にK2(エベレストに次ぐ世界第二位の標高を誇る山)登山中の事故により、平出氏(とそのパートナーである中島健郎氏)が亡くなってることを読み終わった後で知りました。
平出氏は本書のあとがきの最後、このように記しています。
「What’s Next?」ー。私の新たな旅はいつもこのことばから始まります。
平出和也(著)What’s Next? 終わりなき未踏への挑戦 あとがきより
平出氏が山を通して得たさまざまな教訓や意思、その生き様は、たくさんの人に影響を与え続けています。
「What’s Next?」(次はどこ?)
平出氏の人生の舞台は山でした。
次はどこの山に登ろうか?平出氏は新しい挑戦を続けていました。
みなさんは次は何に挑戦しますか?
どこ(なにを)を舞台にしていても、新しいことに挑戦することはとても素晴らしく意味のあることだと、私(こうよう)は本書から学びました。
「What’s Next? 終わりなき未踏への挑戦」のオススメ度は★3.0です!(満点が★5.0です)
登山用語は難しかったですが、登山を知らない人にも心に響くものがあると思いますので、ぜひ読んでみてください。

登山の経験がない人でも山と登山の魅力が伝わってくる作品でした!

登山が好きな人にはもちろんオススメだよね!
こんな人にオススメ
・登山をしている、興味がある
・心に響く本が読みたい
・ドキュメンタリーが好き
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