【夢をかなえるゾウ2〜ガネーシャと貧乏神〜】ネタバレなし感想

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☆無料で読める面白い本を探している人に向けた記事

 夢をかなえるゾウ2〜ガネーシャと貧乏神〜を読みました。
読むかどうか迷っている方は、この記事を参考にしてください。

作品概要

 夢をかなえるゾウ2はタイトルに「2」が付きますが、本作から読んでも不都合はありません。
物語の舞台と時系列は前作ラストからの地続きで、前作を読んでいた方にだけ分かるネタ、みたいなものもありました。
これは前作読者へのサービスみたいなものですね。

 ストーリーを一言で言うと、脱サラした売れない芸人の成長物語です。
前作に引き続き、象の姿をした、インドの神様のガネーシャ(と釈迦)が、主人公に教えを解き、成長を促します。
 また、タイトルの通り、本作は貧乏神も登場し、なんとこの貧乏神までもが、教えを解きます。

感想

 本シリーズの重要部分である「教え」の部分ですが、
前作に比べ、あからさまな感じがあまりなく、特に貧乏神の教えの部分はとても自然な感じになっていました。

 ストーリーは、前作と同様、捻りがない、王道な感じです。
世の中には、面白くしようとして捻りを効かせすぎたり、読者驚かせようと、誰も望まないようなドンデン返しのラストにしたりと、ワケのわからないコトになってしまっている小説がある中で、この王道ストーリーで面白く感じるのは、登場人物のキャラクターが良いからだと思います。

 そして、今作も自己啓発系の小説の中ではトップレベルに面白いと思いました。
自己啓発本なので、人を成長させる要素も、ストーリーと絡めてわかりやすく、納得出来るようにしてあります。

 最後にひとつ、印象に残った「教え」を紹介します。
『楽しみを後に取っておく訓練をする』
これは貧乏神の教えです。

 この教えは、貧乏な人は、楽しみはあとに取っておいたほうが大きくなるということをしらない、といった説明とセットで登場します。

 本来の意味とは違うのかもしれませんが、私には、今の頑張りは未来へ楽しみを取っておいているだけ、と考えられ、今をもっともっと頑張れるような気にさせられる言葉に感じました。

他にもたくさんの「教え」が出てくるので、実際に読んでみてほしいです。

まとめ

 本作はとても面白く、読みやすいので、普段読書をあまりしない方や、自己啓発本を読んだことがない方にもおすすめです。

 また自己啓発本をたくさん読んだことがある方や、普段から高いこころざしを持って生活されている方でも、本作を読めば、自己肯定感が得られ、安心して今後も今以上に頑張れると思います。

 ぜひ読んでみてください。

こんな人にオススメ

・ためになる自己啓発本を読みたい

・面白い小説を読みたい

・小説は王道展開が好き

・登場人物のキャラクターが良い作品が好き

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